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4月PMI速報、ユーロ圏も米国もサービス業が失速
更新日:2025年04月24日(木)
ユーロ圏×米国・総合PMI 2025年4月速報4月のソフトデータ、PMIは米欧ともに失速。
ユーロ圏総合PMIは4月速報で50.1。市場予想の50.3を少しだけ下回り、7ヵ月ぶり高水準となった3月からは-0.8、5ヵ月ぶりの反落で4ヵ月ぶりの低水準。それでも節目50超は4ヵ月連続で維持。
フランス(47.3)が8ヵ月連続50割れで低調、ドイツ(49.7)も4ヵ月ぶりの50割れへと急失速。
依然としてユーロ圏ビッグ2の低調をスペイン、アイルランドなどがカバー、牽引する構図が継続中と推測される状況。
ユーロ圏のサービス業PMIは49.7。前月から-1.3の反落で5ヵ月ぶりの節目50割れ。見通しが低下。
サービス業でもフランス(46.8)が8ヵ月連続50割れと低調、ドイツ(48.8)も5ヵ月ぶりの50割れへと失速。
ユーロ圏の製造業PMIは48.7。前月から+0.1で4ヵ月続伸。2年10ヵ月連続の節目50割れが続くなかでも、2年3ヵ月ぶりの高水準へと回復基調が継続。生産が予想外に堅調を維持。
製造業はドイツ(48.0)、フランス(48.2)ともに前月から小幅低下で失速も、2年以上の50割れが続くなかでいずれも2番めの高水準にとどまり、回復基調維持へ。

米国は総合PMIが51.2。市場予想の52.8程度を下回り、前月から-2.3の反落で2023年12月(50.9)以来、1年4ヵ月ぶりの低水準。節目50超は2年3ヵ月連続。
サービス業PMIは51.4。前月から-3.0の急反落で2ヵ月ぶり低水準。製造業PMIは50.7。前月から+0.5の反発で2ヵ月ぶり高水準、4ヵ月連続50超。
米欧ともにサービス業は急失速も製造業は下げ渋り、トランプ関税による悪影響は4月速報時点では限定的、となった様子も。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年4月23日23日のNY金は-125.3ドル、3.66%の大幅続落で4月15日(3240.4)以来、1週間ぶりの安値。下落率は今年の絶対値平均0.93%の3.94倍、今年最大で2021年6月17日(-86.6ドル、4.65%)以来、3年10ヵ月ぶりの急落。ちなみに下げ幅では過去最大の暴落となった2013年4月15日(140.3ドル、9.34%)以来、12年ぶりの急落。最高値更新で上ヒゲ十字線となった前日の流れを受けて調整局面が一段と進行。アジア時間には3400ドル手前までの戻りを試して失速、戻り売り、ロンドン・NY朝にかけては3320ドルの節目近辺で下げ渋るも、これを割れると3280ドル近辺へと一段安。安値では3270ドルまで下落してNY午後には3300ドルへと反発トライ。対中関税引き下げ検討報道など貿易戦争緩和期待でリスク回避の巻き戻しが進行した流れで大幅調整となり、3320ドルの節目割れに伴う短期下値目安3260ドル近辺にほぼ到達したことにして切り返してしまった格好にも。多少の追加調整余地も残しながら3300ドル台前半が目先の主要レンジにも。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2025年4月23日NYプラチナは+17.4ドル、1.81%高で4日ぶりの反発。4月16日(980.1)以来、1週間ぶりの高値。アジア時間序盤に前日安値を下回るも950ドル付近で下げ渋って切り返し、リスク回避の巻き戻しの流れに同調する形で堅調推移となり、ロンドン序盤には970ドル台、NY市場では980ドルの節目トライへ。高値では980ドル台前半まで上昇も、NY午後には980ドルが上限となって小幅保ち合いに。980ドルの節目超え再々トライには失敗も、節目超えトライは継続の様相。目先、抵抗感強まる節目上抜けに成功したなら一段高トライへ、2月の今年最高値(1063.8)更新トライを目指すような展開へ。ただし960ドルに切り上げた下値サポートを割れると下値トライ再開、今年最安値(878.3)更新トライを目指すような展開にも。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年4月23日ドル円は+186銭、1.31%の大幅続伸。東京朝の141円50銭近辺が安値となり、トランプ大統領のパウエル議長の解任否定発言を受けて143円20銭台まで急騰も行って来い、141円60銭台まで戻した後は142円を挟んでの保ち合いに。欧州時間には141円後半での保ち合いで141円50銭台の安値圏では何度も下げ渋り、NY市場では堅調推移。トランプ政権が対中関税引き下げを検討、との報道や米3月新築住宅販売件数の好結果などもサポート材料に、さらにはベッセント米財務長官の「特定の通貨目標を求めない」発言で円高圧力も後退、NY午後には143円半ばまで上昇。142円半ばの節目を上抜けたことにより、反発局面がもう一段進行しやすい状況に。目先の上値目標は144円台後半辺りまで。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場4/23終値とチャート

24日の国内金価格はわずかに-1円、0.01%の小幅続落。NY金の大幅調整を円安でカバー。急騰、急落後の一服で急騰前の高値、17日の16715円近辺で下げ渋る形となり、最高値(16990)を頂点に三尊天井に近い形状を形成中のようにも。三尊天井のネックラインにもなりうる16610円から16600円の大台が比較的重要なサポートに。大台割れとなれば一段安トライ、16500円割れへと向かう流れに。

プラチナ価格は+112円、2.34%高で5日ぶりの反発。4月3日(5005)以来、3週間ぶりの高値。上昇率は今年の絶対値平均1.05%の2.2倍、今年4番めの急騰。4820円の節目を上抜け、主要レンジ上限付近で上げ渋っていた状態から解き放たれて急騰。節目超えに伴う短期上値目標4900円の大台近辺にも、ほぼほぼ到達した格好。多少の行き過ぎなら4970円辺りまでが目安に。当面の下値サポートは4770円、これを割り込んだ場合には4680円辺りまでが下値目安。
※参考:金プラチナ国内価格4/24とチャート

2025年04月24日(木)時点の相場
国内金:16,713 円 4/24(木) ▼1(0.01%)
国内プラチナ:4,889 円 4/24(木) ▲112(2.34%)
NY金:3,294.1 ドル 4/23(水) ▼125.3(3.66%)
NYプラチナ:979.6 ドル 4/23(水) ▲17.4(1.81%)
ドル円:143.47 円 4/23(水) ▲1.86(1.31%)
→4/23(水)のその他主要マーケット指標

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→2025年世界経済成長見通しはコロナ禍以来の低成長へ 04/23(水)
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