金プラチナ短期相場観

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日経平均10ヶ月続伸に黄色信号、ドル円8ヶ月続伸は?

更新日:2013年5月31日(金)

一週間前の7.32%の下落に次ぐ5.15%の下落となった昨日の日経平均は737.43円の急落で13,589.03円。4月終値の13,860.86円を一気に下抜けてしまい、昨年8月から続いていた月間ベースでの連続上昇が9ヶ月連続でストップしてしまう可能性が浮上。
本日終値が前日比271.83円以上の上昇となれば記録更新、届かなければ記録ストップとなります。
10ヶ月連続上昇は、1980年代後半のバブル期にもなかったことなのだそうです。
最近の値動きの荒さだけを見れば、10ヶ月連続上昇への可能性も十分に残されているようにも見えますが、
月末の午前中、13,800円台半ばの微妙なラインでの小動きが続きます。

株安の影響を受けるドル円も、このところ円高バイアスが高まる傾向にありますが、こちらの4月終値は97円40銭。
昨年10月から続く月間ベースの連続上昇8ヶ月の達成は堅そうです。
なお、7ヶ月続伸は今回を含む過去4回、8ヶ月続伸は史上初のようです。
日経平均の月間連続上昇記録がストップした場合、6月のドル円相場は、連続月間上昇の記録更新と、金、日本株と続いた急落局面到来への警戒感との攻防にも注目が集まりそうです。

NY市場、金は続伸。米GDP改定値の悪化や新規失業保険申請件数の増加が金融緩和早期縮小懸念後退につながった様子で1.45%上昇、5月14日以来半月ぶりの1,400ドル台に。上値ターゲット1,440ドル台。サポートラインは1,370ドル台。

プラチナは2.04%の大幅反発。上値を抑えられ続けた9日移動平均線を半月ぶりに上抜けたことで流れが好転し始めた可能性も。1,480ドル台のレジスタンスラインに到達しており、ここで反落か上抜けかの分岐点。上抜け出来れば、下値リスク最大1,360ドル台は消滅、1,500ドル台への上値余地拡大も。

ドル円は続落で円高ドル安方向への調整が継続、一時100円40銭台まで下げたものの100円の節目付近では底堅さも見られる状況。中期上昇トレンド中の調整メドとなる21日移動平均線を下回ったものの、株価にらみの展開でもう一押しの可能性も。下値目標99円80銭台、レジスタンスは102円40銭。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場5/30終値とチャート

国内、金価格は1.7%の大幅反発で4,750円付近のレジスタンス超え。ボラティリティの高い最近の値動きの中では何度も上下にレンジブレイクしながらもレンジ内に戻ってくるケースが多々。今回のケースでは上値目標4,980円付近までの可能性が浮上。NY市場の上値を目指す流れとドル円の下げ止まり感を背景に今回はある程度の上昇は見込めそうな展開か。サポートラインは4,700円。
週間ベースでは19円、0.4%の上昇で2週続伸。

プラチナも乱高下状態を抜けるかどうかは微妙なところで1.8%の反発。5,000円のラインを超えて5,120円付近まで上昇余地拡大の可能性。サポートラインは4,920円。
週間では3円、0.06%の反発。
※参考:金プラチナ国内価格5/31とチャート

2013年5月31日(金)時点の相場
国内金4,786 円 5/31(金) ▲78(1.66%)
国内プラチナ5,016 円 5/31(金) ▲87(1.77%)
NY金1,411.5 ドル 5/30(木) ▲20.2(1.45%)
NYプラチナ1,482.7 ドル 5/30(木) ▲29.7(2.04%)
ドル円100.72 円 5/30(木) ▼0.41(0.41%)

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