金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

金とプラチナ、為替の変化日

更新日:2014年5月19日(月)

トレンド転換、もしくはトレンドが加速し易い時期とされる、一目均衡表の雲のねじれ、いわゆる変化日が今週末から来週にかけて到来します。
ドル円は23日の金曜日、NY金相場は27日、プラチナは30日。

ドル円については先週月曜日、12日にも雲のねじれが発生し、この時は101円台から102円台へ上昇し、持ち直しの兆しを示唆(2日後には再度101円台へと反落しましたが)。その前は3月12日、この時は前後で103円台から101円台への急落局面を形成。さらにその前は昨年12月19日、前日18日にFOMCでテーパリングを決定したことで102円台から104円台へと急騰し、その後年末にかけて105円40銭台まで上昇する流れとなりました。

金の前回変化日は3月5日。この時は1,340-1,350ドル付近での保ち合い状態、2日後の7日にレンジ下限付近の1,338ドルまで下げた後に3日続伸、1,370ドル台まで急騰、そして14日には終値ベースでの今年高値1,379ドルまで上昇、17日には今年高値1,392.6ドルまで上昇しました。なお、クリミアの住民投票が行われたのが16日でした。

プラチナの前回変化日は2月24日。ソチ五輪閉会式の翌日、ウクライナの反政府デモが収束し、ヤヌコビッチ前大統領が失脚した翌日。その後のウクライナ情勢悪化を示唆するようなタイミングで発生していたプラチナの変化日には、1,420ドル台後半から1,440ドル台へと急上昇し、その後上昇傾向を強め、3月5日の今年高値1,489ドルまで上昇しました。

5月25日に予定される、ウクライナ大統領選挙への警戒感が高まります。

週明けの国内金価格は0.35%の小幅続落。3月17日の今年高値4,708円以降、高値は右肩下がり、しかし安値も昨年末以降切り上げる形となり、三角保ち合いを形成中。目先は4,500円のサポートラインと4,580円のレジスタンスが節目。方向感はやや下降気味。
世界5位(2013年)の金需要大国タイの今年第1四半期の金輸入量が前年比78%減少とのこと。政情不安に加えて予想以上に金価格が下がらなかったことも要因の一つとされますが、それだけ輸入量が減少すれば第2四半期以降の需要増も見込まれます。

プラチナも0.29%の小幅続落。5,160円の上値目標に対して5,148円まで上昇後の続落となっているものの、中期的にも短期的にも上昇トレンドを維持しており、5,160円近辺への再トライに加えてもう一段の上昇の可能性も。当面のサポートラインは4,980円。
※参考:金プラチナ国内価格5/19とチャート

2014年5月19日(月)時点の相場
国内金4,520 円 5/19(月) ▼16(0.35%)
国内プラチナ5,097 円 5/19(月) ▼15(0.29%)
NY金1,293.4 ドル 5/16(金) ▼0.2(0.02%)
NYプラチナ1,466.1 ドル 5/16(金) ▼3.8(0.26%)
ドル円101.55 円 5/16(金) ▼0.03(0.03%)

5/16(金)のその他主要マーケット指標

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金とプラチナ、為替の変化日 5/19(月)

マーケットは金利敏感症 5/17(土)

年間値幅16円に対して今年まだ4円台のドル円相場のシナリオ 5/16(金)

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