金プラチナ短期相場観

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パウエルFRB議長就任に米株大暴落の洗礼、金市場は冷めた反応

更新日:2018年2月6日(火)

NYダウ・日足チャート 2017/12/29 - 2/5ジェローム・パウエル氏が宣誓し、第16代FRB議長に就任した日。
NYダウは1175.21ドル、4.6%の大暴落。過去最大の下げ幅となり、12月8日以来2カ月ぶりの水準へと大きく水準を切り下げる展開となりました。
前週末の雇用統計での賃金上昇と金利急騰を受けての急落の勢いが、さらに一段と加速する形となってしまったようです。
VIX指数も37.32へと暴騰し、2015年8月24日(40.74)、中国発のブラック・マンデーとも言われ、世界同時株安を招いた日以来の高水準となっています。
この流れを受けて、米10年債利回りも2.88%台の高値圏から2.7%割れへと急落の展開となりました。

NYダウはフラッシュ・クラッシュのような動きにもなり、日足レベルでは長めの下ヒゲを残して引けたことから、押し目待ちに押し目なしの状態で高値を更新し続けた反動も一服か、とも思われましたが、今朝の東京市場でもこの影響はさらに拡大の動きともなっています。
ダウ先物は一段安の展開となり、円高の流れも続き、日経平均も前日の590円超の急落に続いてこの日も前引けで1190円超の暴落状態。世界同時株安の様相となってきたようです。

このリスク回避の流れにNY金は1340ドル台へと水準を切り上げてはいますが、かなり小動き。金市場は冷めた反応となっています。過度に一方的な株価上昇に金利急騰など、行き過ぎた流れの急速な巻き戻しが起きている様子を静観の構え。

パウエル新FRB議長は「成長継続と健全な雇用市場、物価安定」を支えることを表明し、「金融安定を守る」ことにおいてFRBが「警戒を怠ることはない」とも確約しました。
いきなり市場の洗礼を浴びた格好となり、パウエル新体制の前途多難を暗示するかのようなスタートとなっています。

NY金・日足チャート 2017/12/29 - 2/55日のNY金相場は0.06%の小幅続落。1330ドル台後半での揉み合い状態から、NY引け後の米株暴落を受けて1340ドル台へと小幅に上昇、と比較的冷静な反応。調整局面が一段と進行しそうな可能性もあった状態から、リスクオフの流れとなったことに下値を支えられた格好に。今朝の時間外でも1340ドル台前半で落ち着いた推移となり、流れとしては調整途中の様子も下げ渋る状態が続き、相変わらず23.6%戻しの水準1335ドルラインが下値サポートとして作用。引き続き下値警戒感を抱える状態にあり、フラッシュ・クラッシュの巻き戻しでリスク・オンの流れが強まるようだとあらためてもう一段の調整進行も。下値トライなら半値戻し、1300ドル前後が目標水準。流れが逆転し、1350ドルの上限突破なら高値更新再トライで1380ドル近辺までが次の上値目標にも。

NYプラチナ・日足チャート 2017/12/29 - 2/5NYプラチナ相場も0.39%の続落。990ドル台前半から後半へと揉み合いながら水準を切り上げ、NY市場朝には1000ドルの大台回復トライを試すも失敗すると再び990ドル台前半へ。時間外での米株急落に金反発の場面でも大台にはわずかに届かず。今朝の東京時間では990ドル台後半から前半へとやや軟調な推移。995ドルの節目割れをなんとか回避しただけの状態にとどまり、引き続き下値警戒感のほうが強く、節目割れなら960ドル台を目標に一段安の展開へ。

ドル円・日足チャート 2018/1/2 - 2/5ドル円は1.02%のドル安円高となって4日ぶりの大幅反落。底入れ反発の流れが進行し始めていた矢先の波乱。ISM非製造業景況指数が12年半ぶりの高水準となったことを受けて109円80銭台から110円20銭台まで上昇したのがこの日のピークとなり、戻り売りの展開へ。NYダウの暴落に連れて109円80銭台から10銭台までのレンジでの乱高下、のち急落の展開で一時109円割れ。ドル高円高のリスク回避の流れとなり、今朝の東京市場でも日経平均の大幅安に連れて108円台半ばへと一段安の展開。日足レベルの保ち合い上限を110円台前半に切り下げ、108円半ばの下限との攻防状態となり、このまま安値更新へと向うようなら目先の下値目安は107円台半ばまで。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場2/5終値とチャート

6日の国内金価格は0.14%の小幅続落。9日移動平均がレジスタンスラインとなり、その上の21日移動平均線も下降し始め、短期下落トレンド形成への圧力も徐々に強まる状態に。しかし、NY金の下げ渋りによって支えられる状態でもあり、この状態が続くようなら保ち合い推移継続も。5010円割れなら4960円台辺りまでの一段安への警戒感は継続。

プラチナ価格も0.11%の小幅続落。9日移動平均線が21日移動平均線をデッドクロスし、ゆっくりと下方圧力が強まる状態となり、3730円の節目ライン付近に到達。この1カ月間で三尊天井を形成する形にもなり、節目割れなら短期下落トレンド形成へ。水平状態を維持する90日移動平均線(3637)近辺までが当面の下値目安に。
※参考:金プラチナ国内価格2/6とチャート

2018年2月6日(火)時点の相場
国内金5,037 円 2/6(火) ▼7(0.14%)
国内プラチナ3,734 円 2/6(火) ▼4(0.11%)
NY金1,336.5 ドル 2/5(月) ▼0.8(0.06%)
NYプラチナ995.5 ドル 2/5(月) ▼3.9(0.39%)
ドル円109.05 円 2/5(月) ▼1.13(1.02%)

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