トランプ相場がスタートして1カ月余り、米10年債利回り急騰にドル円も追随する形が続いています。両者の相関関係は非常に強まり、連動状態でさらなる上昇も予想されていました。1カ月前時点では、著名投資家ジェフリー・ガントラックが予想する年内の米10年債利回り上限2.35%を基準にすれば、ドル円の上値目安は最大115円台も想定できました。
同じように、米10年債利回りとNY金相場の関係を見ると、1カ月前には-0.806台だった90日相関係数は現在-0.946台となり、米10年債利回りとNY金との逆相関関係の強さも過去5年で最大となっています。