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ユーロ圏ビッグ4、製造業PMIは2カ月連続で下位を独占
更新日:2018年12月04日(火)
ユーロ圏製造業PMI 2018年11月ユーロ圏11月製造業PMIは速報値から0.3ポイント上方修正されて51.8となりましたが、10月の52.0を下回って4カ月連続の低下。2016年8月(51.7)以来、2年3カ月ぶり低水準。
英国やブラジル、ロシア、インドなどがいずれも11月には反発、あるいは堅調推移となっているの対し、ユーロ圏だけは低迷が続き、取り残される状態となりました。

そのユーロ圏内では、

<11月ユーロ圏各国製造業PMI>
1:オランダ:56.1(続落で2年1カ月ぶり低水準)
2:アイルランド:55.4(2カ月ぶり水準へ反発)
3:オーストリア:54.9(2カ月ぶり水準へ反発)
4:ギリシャ:54.0(6カ月ぶり高水準へと上昇)
5:スペイン:52.6(3カ月ぶり水準へと続伸)
6:ドイツ:51.8(4カ月続落で2016年4月(51.8)以来、2年7カ月ぶり低水準)
7:フランス:50.8(3カ月続落で2016年9月(49.7)以来、2年2カ月ぶり低水準)
8:イタリア:48.6(5カ月続落で2014年12月(48.4)以来、3年11カ月ぶり低水準)

スペインは下げ止まりの兆しとなり、オランダは下げ止まってはいないものの高水準を維持など、微妙な違いはありますが、製造業PMIの数値としては調査対象8カ国のうち、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの4大経済大国が5位から8位となっています。
ユーロ圏ビッグ4が2カ月連続で下位を独占し、ユーロ圏の低迷を牽引しています。


NY金・日足チャート 2018/10/29 - 12/33日のNY金相場は1.5%超の大幅反発。7月16日(1239.7)以来、4カ月半ぶりの高値水準。週末の米中首脳会談を好感し、警戒イベント通過でリスク選好ムードの週明けとなり、株式市場は堅調推移、為替市場はドル売り円売りでその他通貨が買われる展開に。金市場は東京時間こそ乱高下のスタートとなったものの、3.0%台に戻してスタートした米10年債利回りが伸び悩み、欧州・NY市場にかけては再び3.0%割れへと急低下したこともあって買い圧力が強まり、NY市場では1240ドル台を試す展開に。NY引け後には1230ドル台半ばへとやや反動安の推移も、利上げペース減速への思惑からの金利低下とドル安の流れが続くようなら、金の堅調推移も継続へ。1230ドルの抵抗水準突破に伴い、当面の上値目標は5月安値圏1280ドル台へ。

NYプラチナ・日足チャート 2018/10/29 - 12/3NYプラチナ相場は10ドル超、1.36%の大幅高となって5日ぶりの反発。行き過ぎた流れからの巻き戻しも下値目安となっていた810ドル台半ばを回復したところで一服。急落局面からの戻りとしてはやや控えめにとどまった感もあり、金との価格差は7月2日の428.3ドルを上回り、428.9ドルへと急拡大で過去最大を更新。ほぼ水平状態で推移する90日移動平均線(823.9)を超えられない状態が続くようなら、この水準が抵抗線にも。再び800ドルを割れるようだと780ドル辺りまでが次の下値目安にも。

ドル円・日足チャート 2018/10/30 - 12/3ドル円は5銭ほどのドル高円安となって小幅に続伸。週明け東京市場朝にはリスク選好ムードから株高の流れとともに買われてスタートし、一時113円80銭台まで上昇もこれが高値となって反落。ドル安円安の流れはFOMCに向けての思惑からかドル安のほうがやや優勢となって欧州時間にかけては113円30銭台まで下落。ドイツやユーロ圏の11月製造業PMIは速報値からは上方修正されたものの前月を下回る低調ぶりは変わらず、ユーロ売りに伴うドル買いの勢いが強まって反発へ。米11月ISM製造業景況指数が59.3と予想を上回る高水準となったこともあり、NY時間には113円70銭台まで上昇も最近の抵抗水準では失速。今朝の東京市場では日経平均が7日続伸後の反動安となっていることにも連れて前日安値113円30銭台へと軟調推移。短期的には11月後半からの堅調な流れが終盤に差し掛かってきた様子もあり、113円80銭近辺が上限となり、下値は113円30銭台を割り込むようだと113円前後までは下げやすく、その次には112円半ばがサポート水準とともに重要な節目にも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/3終値とチャート

4日の国内金価格は+34円、0.71%高で4日続伸。11月5日(4812)以来、1カ月ぶりの高値となって短期的な上値目安4810円台に到達。5月以来、7カ月ぶりに200日移動平均線(4788)を上抜けたことで、この水準以上を維持できれば徐々に堅調地合いが強まる可能性も。ただし、11月高値を超えることなく反落へと向かえばダブルトップ形成への警戒感も。

プラチナ価格は前日から変わらず。11月の保ち合い下方ブレイクに伴う下値目安3150円前後に到達し、2カ月半ぶり安値圏での横ばい推移。金との価格差は急拡大、7月3日の1635円を大幅に上回る1663円となり、過去最大を更新。NYプラチナと同様に90日移動平均線(3177)がほぼ水平状態を維持しているうちに上抜けておきたいところだが。
※参考:金プラチナ国内価格12/4とチャート

2018年12月04日(火)時点の相場
国内金:4,812 円 12/4(火) ▲34(0.71%)
国内プラチナ:3,149 円 12/4(火) +-0(0.00%)
NY金:1,239.6 ドル 12/3(月) ▲19.4(1.59%)
NYプラチナ:810.7 ドル 12/3(月) ▲10.9(1.36%)
ドル円:113.63 円 12/3(月) ▲0.06(0.05%)
→12/3(月)のその他主要マーケット指標

←米中休戦にドル安人民元高、逆イールドで金も追随 12/05(水)
→米中貿易戦争は休戦合意、中国製造業PMIも節目50割れ回避 12/03(月)
→ユーロ圏インフレ鈍化で来年夏以降の利上げにも黄色信号 12/01(土)
→独・仏は下げ止まりもユーロ圏景況感指数は1年半ぶり低水準 11/30(金)

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