金プラチナ短期相場観
EU首脳会議では欧州危機解決へ向けた抜本策は期待できない?
更新日:2012年6月25日(月)
今週末28~29日のEU首脳会議で何らかの効果的、かつ具体的な欧州危機対応策が出てくることを期待する人は多くないのかもしれません。事前にメルケル首相とオランド大統領との独仏会談も予定されていますが、メルケル首相を抱き込むことは今のオランド大統領の手には余るようです。
不動産バブル崩壊で銀行危機のスペインへの1,000億ユーロの支援、この支援形態を巡っても意見は対立。ドイツの主張は返済優先順位の高いESM(欧州安定メカニズム)、スペインはEFSF(欧州金融安定基金)を要望。
EU首脳会議で期待される銀行同盟や、ユーロ共同債実現に向けた工程表が本当に出てくるのか、出てきたとしても現実的に意味のあるものなのか?
オランド大統領や南欧諸国首脳が「鉄の女」と化したメルケル首相を納得させることができるかどうか、これが最大の焦点かもしれません。
国内貴金属市場は先週末NY市場の反発を受けてやや上昇。
金の下値メドは4,030円。上値抵抗4,320円。
プラチナは上値目標最大4,100円台あたり、サポートラインは3,780、3,680円。
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- 2012年6月25日(月)時点の相場
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国内金 : 4,236 円 6/25(月) ▲37(0.88%) 国内プラチナ : 3,877 円 6/25(月) ▲30(0.78%) NY金 : 1,566.9 ドル 6/22(金) ▲1.4(0.09%) NYプラチナ : 1,431.2 ドル 6/22(金) ▼7.4(0.51%) ドル円 : 80.43 円 6/22(金) ▲0.16(0.19%)
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