金プラチナ短期相場観

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米失業率低下による雇用改善は本物か?

更新日:2012年10月6日(土)

9月の米雇用統計での失業率低下がポジティブサプライズとなり、NYダウは3日続伸で年初来高値を更新、およそ5年ぶりの高値圏へ。
もっとも、今回の失業率の低下にはパート雇用の増加が大きく貢献しているようです。フルタイム就労を望む人がパートタイムを余儀なくされている実情もあるのです。
ただ、職探しを諦めた労働者を反映する非労働人口は減少し、労働参加率も若干上昇しているようです。
そうは言っても、雇用者数の増加がそれほど大きくないのに対して失業率が大幅に改善したことに疑問を感じる声も聞かれます。
オバマ政権が支持率アップのために米雇用統計を操作し、失業率低下を演じているとの批判まで・・・。
万が一そんなことがあれば、良い数字は決して長続きしないでしょう。
そして、いつか事実は判明することになるでしょう。ギリシャの財政赤字が暴かれたように・・・
※参考:米雇用統計の推移

NY市場、金は大台の1,800ドル目前で反落、調整局面でも1,770ドル台ではすかさずショートカバーが入り1,780ドルまで持ち直すところが今の金の底堅さ。上値目標は1,820ドル。
堅調推移が続いたプラチナも9日ぶりの下落。目標値1,710ドルをオーバーランしたことで予想通り目標地点付近に逆戻り。トレンドはやや上向きから持ち合い傾向で次週からは新たな展開に。上下の節目は1,725、1,620ドル。

2012年10月6日(土)時点の相場
国内金4,700 円 10/5(金) ▲39(0.84%)
国内プラチナ4,531 円 10/5(金) ▲92(2.07%)
NY金1,780.8 ドル 10/5(金) ▼15.7(0.87%)
NYプラチナ1,707.2 ドル 10/5(金) ▼17.9(1.04%)
ドル円78.69 円 10/5(金) ▲0.22(0.27%)

10/5(金)のその他主要マーケット指標

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米失業率低下による雇用改善は本物か? 10/6(土)

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