金プラチナ短期相場観

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エジプトのクーデターにも市場の目は雇用統計上振れ待ちか

更新日:2013年7月4日(木)

中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、エジプトのモルシ大統領が当局に拘束された模様。モルシ政権に対する国民の不満を抑える為にはやむを得なかったのでしょうが、これで完全に、始まったばかりのエジプトの民主主義が挫折してしまった形です。
ポルトガルの政局不安も影響し、ややリスク回避的な流れもあった昨日の市場ですが、それでもVIX指数は市場の落ち着きを示しています。6月後半のバーナンキ・ショックで20台まで跳ね上がった数値は16台まで低下しています。

市場の注目はやはり、独立記念日を挟んで週末の雇用統計。
昨日発表されたADP雇用者数、新規失業保険申請者数の結果からも、良好な数値が期待されそうな状況です。
最近のADP雇用者数と非農業部門雇用者数(NFP)の関係性を見ると、ADPよりもNFPの数値が大きくなる傾向があります。6ヶ月移動平均では、昨年5月以降常にNFPが上回っています。
昨日のADPが+18.8万人、NFPの市場予想は今のところ+16.5万人程度。ネガティブな結果となる確率は、かなり低いと言えそうです。むしろポジティブ・サプライズとなる可能性のほうが高そうにも思えます。ただし、期待値上昇でサプライズは微妙なところでしょうか。

新規失業保険申請件数も、4週移動平均で34.55万件まで低下してきており、QE縮小条件の一つとみられる「34万件前後」に順調に近づいている状況。
昨日のドル円急落は、市場に再度買い場を与えてくれたのかもしれません。

NY市場、金相場は0.68%の反発。ポルトガルの政局混乱やエジプト情勢不安による安全資産買い、というよりもショートカバーの範囲内での小動き。上方向の節目1,260ドル手前まで上昇して息切れ。やはり下限1,210ドルとの間で保ち合いへ。

プラチナは1.53%の大幅続落。ポルトガル・ユーロ不安の影響も。短期トレンド好転目前での続落で流れは下向きのまま。目標地点1,410ドルが少しづつ遠く。下方向サポートラインは1,300ドル。

ドル円は5日ぶりに0.73%反落。ポルトガル国債金利急騰をきっかけに100円台後半から急落し、あっさりと100円割れ。6月14日の94円台からほとんど調整なしに円安ドル高が進行していただけに、反落すべくして反落した格好。もっとも99円台前半まで下げた後は雇用指標の好結果などをきっかけに元のドル高円安の流れに戻す展開。ただし、上値目標101円目前の100円85銭をつけたことで区切りがついてしまった可能性も。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場7/3終値とチャート

国内、金価格はNY市場の金買いドル売りでほぼ横這い推移も4日続伸。短期トレンド好転で流れとしては上方向優勢。しかし昨年安値水準の居心地の良い価格帯からなかなか抜け出せない状況。上方向、4,280円がレジスタンスライン。

プラチナは5日ぶりの大幅反落。4,600円の目標到達後に反落する典型的な流れ。短期的にはここからまた新たな展開へ。当面の上方向の節目は4,610円、下方向は4,300円。基本的な流れは上向き。
※参考:金プラチナ国内価格7/4とチャート

2013年7月4日(木)時点の相場
国内金4,198 円 7/4(木) ▲3(0.07%)
国内プラチナ4,540 円 7/4(木) ▼68(1.48%)
NY金1,251.9 ドル 7/3(水) ▲8.5(0.68%)
NYプラチナ1,346.8 ドル 7/3(水) ▼21.0(1.54%)
ドル円99.89 円 7/3(水) ▼0.73(0.73%)

7/3(水)のその他主要マーケット指標

休日をはさんでの雇用統計で荒れ模様の可能性も 7/5(金)

エジプトのクーデターにも市場の目は雇用統計上振れ待ちか 7/4(木)

米自動車販売好調の影で日本への風当たりも 7/3(水)

米雇用統計の週、事前参考指標一つめは低調 7/2(火)

まだまだ続く中国の景気減速 7/1(月)


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