金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

NY金は500ドル超、27.5%の大幅続伸で2024年を終了

更新日:2025年1月1日(水)

NY金は2023年末から+569.2ドル、27.5%の大幅続伸で2024年を終了
10月30日には過去最高値2801.8ドルまで上昇し、終値ベースでも今年46回めの過去最高値更新で2800.8ドル。
年間上昇値幅は過去最大、上昇率では2020年の24.4%(372.0ドル)を上回り、2007年の31.0%(197.2ドル)、2010年の29.3%(321.1ドル)に次いで今世紀3番めの急騰。
主要株価指数との比較ではナスダックの+28.64%に次ぐ大幅高となり、日経平均の+19.22%、ドイツDAXの+18.85%、ダウの12.88%などを上回る上昇率。
中銀ニーズや投資需要、金消費需要に加えて地政学リスクや米国の利下げフェーズ入りなどにもサポートされた1年に。
2025年は良い意味での地政学リスク緩和への期待、利下げフェーズに漂う不透明感、中国景気への不透明感などから、やや不安定な展開となる可能性も想定されそうです。

NY金・日足+20日移動平均線 2024年12月31日31日のNY金は+22.9ドル、0.87%高で3日ぶりの反発。2620ドルを挟んで揉み合いとなったアジア時間に2610ドル台半ばの安値をつけて切り返し、ロンドン・NY朝にかけて2620ドル台での保ち合いを経てNY午後には2640ドル近辺へと反発。2620ドルの節目割れに伴う短期下値目安2600ドル前後までを目指す流れは前日安値2608.4ドルまでで折り返し、一時的な下振れにとどめて保ち合い継続へ。2610ドルが下限となり、あらためてこれを割り込むようなら保ち合い崩れの展開で2570ドル辺りまでを目安に下値トライへ。上方向には2660ドルの節目を突破すると2690ドル近辺までを目安に上値トライへ。

NYプラチナ・日足+20日移動平均線 2024年12月31日NYプラチナは-9.3ドル、1.01%安で4日続落。9月4日(908.3)以来、ほぼ4ヵ月ぶりの安値。アジア時間に前日安値を下回りながらも910ドル近辺では下げ渋って920ドル近辺まで反発、しかしこれが高値となって戻り売り。ただし下押し圧力も限定的となって910ドル割れでは下げ渋る展開となり、NY引け後も910ドルを少し下回ったところで膠着状態に。流れとしては920ドルの節目割れに伴う短期下値目安、2024年安値圏870ドル前後を目指す展開途中で年またぎ。
年間では-98.7ドル、9.8%の続落。1000ドル前後での保ち合い継続中。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2024年12月31日ドル円は+36銭、0.23%高で3日ぶりの反発。閑散状態の東京時間には157円近辺から156円10銭台まで軟調推移、欧州時間序盤に156円ちょうど付近までの安値をつけて切り返し。押し目買いの展開となってNY朝には157円回復トライへ、これを突破するとNY午後には一時157円50銭台まで上昇、NY終盤には157円20銭台で下げ渋り。下ヒゲを残して下げ渋る格好となり、高値保ち合い崩れを回避。年明けは156円80銭を下限に158円10銭までのレンジで高値保ち合いから。上抜けなら159円半ば辺りまでが短期上値目標に、下抜けると155円前後までが下値目安に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/31終値とチャート
年間では+16.20円、11.5%高で4年続伸

2025年1月1日(水)時点の相場
国内金14,610 円 12/27(金) ▲138(0.95%)
国内プラチナ5,164 円 12/27(金) ▲22(0.43%)
NY金2,641.0 ドル 12/31(火) ▲22.9(0.87%)
NYプラチナ910.5 ドル 12/31(火) ▼9.3(1.01%)
ドル円157.22 円 12/31(火) ▲0.36(0.23%)

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