金プラチナ短期相場観

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南アフリカのプラチナ鉱山暴動事件は他の鉱山へも波及

更新日:2012年8月24日(金)

南アフリカ共和国のマリカナ・プラチナ鉱山で先週発生した発砲事件は、死者数が40人を超え、一部の労働者は職場へ復帰したようですが、他の鉱山へも影響が出始めているようです。
事の発端は鉱山労働者の賃上げ要求ストライキ。これが拡大し、鎮圧しようとした警官隊との衝突へとつながったものですが、やはり同じ事は他でも起こり得ます。近隣の鉱山でも数百人の労働者による賃上げ要求ストが始まったようです。

ズマ大統領も沈静化に奔走しているようですが、1990年以降20%超が続く失業率の高さや黒人貧困層の拡大など、南アフリカの社会問題が浮き彫りになった格好です。
南アフリカランドの下落傾向とプラチナ価格の上昇圧力はもうしばらく続くのかもしれません。
南アフリカのプラチナ供給量は世界の約8割を占めます。

NY市場、金は2%弱もの大幅上昇で4月上旬以来となる1,670ドル台へ。当面の目標は1,700ドル超え、サポートは1,580ドル。
プラチナは6日続伸。ターゲットの1,530ドルを超えてオーバーラン。急激に買われ過ぎの状態、で本来なら様子見。

国内、金価格は上値目標4,300円台半ばをクリア後、ドル円が78円台半ばを維持していることで4,400円台前半まで上昇余地あり。サポートライン4,100円。
プラチナは国内価格も5日続伸。次の目標値4,100円台後半。

※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート8/24も参考にご覧ください。

2012年8月24日(金)時点の相場
国内金4,382 円 8/24(金) ▲38(0.87%)
国内プラチナ4,080 円 8/24(金) ▲30(0.74%)
NY金1,672.8 ドル 8/23(木) ▲32.3(1.97%)
NYプラチナ1,554.9 ドル 8/23(木) ▲28.4(1.86%)
ドル円78.49 円 8/23(木) ▼0.09(0.12%)

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