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「ニューノーマル」
2009年頃から使われ始め、直訳すると「new normal=新たな通常、普通」となることから、リーマンショック後の世界金融危機から回復しても、以前のような状態には戻らない、危機前のような常識は通用しない、といった意味で使用されることが多い用語。
2009年5月の米債券運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO:ピムコ)による長期経済予測レポートが発祥とされます。このレポートの中では、金融危機の激動のなかから回復へと向かう世界は、新たな目的地へと向かう道を進んでいる、と表現され、この新たな目的地こそが「ニューノーマル」であるとされています。
最近では、経済指標などが過去の常識的な水準(平均的な水準)や方向性から変化していることなどを表現する際にもよく使用されます。
かつて高成長が続いた中国経済の成長率がゆるやかに鈍化していることを指して、習近平国家主席もニューノーマルと表現しています。
最終更新:2014年05月26日
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