金プラチナ短期相場観
米実質賃金上昇率は中央値比較でもプラス圏推移本格化
更新日:2024年3月19日(火)
アトランタ連銀が発表した2月の賃金上昇トラッカー(個人時給中央値の前年比3ヵ月平均)は+5.0%。2年1ヵ月ぶり低水準となった1月から変わらず横ばい推移。
雇用統計での平均時給が前年比+4.3%近辺で下げ渋る状況に一致。
なお、転職者の賃金上昇率は+5.3%となり、2021年12月(5.3)以来、2年2ヵ月ぶりの低水準。これに対して非転職者の賃金上昇率は+4.7%。2023年11月に+4.6%...
マイナス金利解除を織り込み、米利下げペースは減速懸念台頭
更新日:2024年3月18日(月)
世界の金融政策決定会合ウィーク。
今週予定される主要国の金融政策では、異例の高インフレ対策で前回1月まで8会合連続利上げのトルコを除けば世界の趨勢としてはインフレ一服傾向に応じて利上げ終了、利下げ方向への見極めフェーズ。インフレ鈍化で世界に先行するブラジルは前回1月まで既に5会合連続の利下げ済。インドネシアは利上げを終えて4ヵ月連続据え置き中、南アフリカも利上げ終了後4会合連続据え置き中。英国も...
輸入物価も13ヵ月ぶり高水準、インフレ高止まりを下支え
更新日:2024年3月16日(土)
米2月の輸入物価指数は前年比-0.78%。
1月の-1.27%から上昇し、続伸で13ヵ月ぶりの高水準。13ヵ月連続の前年割れが続くものの、2023年6月に3年1ヵ月ぶり低水準となる-6.13%で底打ちして以降は上昇基調が継続。
足下では、1月の+1.01%から2月に+1.58%へと上昇した生産者物価指数、PPIを押し上げ、+3.09%から+3.15%へと上昇した消費者物価指数、CPIの押し上げ...
2月PPIも上振れ、利下げ慎重派のサポート材料に
更新日:2024年3月15日(金)
1月に続いて2月も、CPIに続いてPPIも市場予想を上回り、2024年序盤のインフレ鈍化ペースは停滞。下げ渋ってドル買い、金売り。
米2月の生産者物価指数、PPIは前年比+1.58%。市場予想の+1.2%を上回り、1月(+1.01)からは0.57%の反発で5ヵ月ぶりの高水準。
食品とエネルギーを除いたコア指数、コアPPIは前年比+2.04%。市場予想の+1.9%を上回り、1月から0.04%の小...
年内利下げ3回、市場見通しも12月FOMCに同調して3月FOMCへ
更新日:2024年3月14日(木)
CMEフェドウォッチでは、今回3月FOMCでのFF金利据え置きは確実な状況となり、次回5月FOMCでも90%の確率で据え置きがほぼ確実視される状況に。
6月FOMCでは現状維持予想が30%台となり、1回めの利下げが濃厚、という状態に。
そして9月と11月、もしくは12月にも追加利下げ予想が優勢。
現時点での市場の思惑としては、6月以降年末までに0.25%×3回、合計0.75%の利下げがメイン...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン