金プラチナ短期相場観

90%近く織り込み済の追加利下げにサプライズはなしか
更新日:2025年12月8日(月)
今週のFOMCでは、利下げ見送りならサプライズでドル高、NY金は急落が警戒されるものの、その確率はごくわずか。したがって0.25%利下げ決定による影響も限定的に。
むしろ、来年の見通し動向によって反応が分かれそう。前回9月FOMCでのドットチャートと比較して、追加利下げ継続見通しが強まるようなら堅調方向へ、慎重姿勢が強まるようなら軟調方向へも。
これを踏まえて次週、週末には利上げが予想される日...
インフレ懸念後退でミシガン大消費者信頼感は下げ渋り
更新日:2025年12月6日(土)
ミシガン大消費者信頼感は予想以上に下げ渋り。
米ミシガン大学消費者信頼感指数、12月速報値は53.3。市場予想の52.0を上回り、3年5ヵ月ぶりで過去2番めの低水準となった11月(51.0)からは+2.3、5ヵ月ぶりの反発。
ただ、現況指数は50.7で5ヵ月続落、2ヵ月連続の過去最低更新。期待指数が55.0となって続伸、4ヵ月ぶり高水準となったことで下支えされた格好に。
期待指数上昇要因の一...
米失業保険申請件数は新規も継続も減少へ
更新日:2025年12月5日(金)
予想外に低調となった前日のADPとは対照的に、失業保険申請件数は予想外の改善?
11月29日までの週の新規失業保険申請件数は19.1万件。予想外の急減で、3年2ヵ月ぶりの低水準。前日の11月ADP雇用者数が2年8ヵ月ぶり低水準へと悪化したのとは逆の結果に。
4週移動平均では21.48万件となり、10ヵ月ぶりの低水準へと、これも急減。
仮にこの週の急減が一時的だったとしても、ピークウト後の減少...
米雇用者数、11月ADPでは3ヵ月平均でもマイナス圏入り
更新日:2025年12月4日(木)
ADP雇用は11月に大幅減。
11月のADP雇用者数は前月比-3.2万人。市場予想の+0.5万人を大幅に下回り、10月の+4.7万人からも急減、2年8ヵ月ぶりの低水準。
2ヵ月ぶりのマイナス圏で直近4ヵ月では3カ月がマイナス。
トレンドを示す3ヵ月平均では-0.5万人。10月から-1.0万人、4ヵ月続落で2020年8月(-0.5)以来、5年3ヵ月ぶりのマイナス圏入り。
トレンドとしては10...
昨年は8年ぶりに下落、NY金12月のカギを握るのはFOMC
更新日:2025年12月3日(水)
2017年から2023年まで、7年連続で12月は上昇していたNY金、昨年2024年は8年ぶりの下落。
なお、NYプラチナもNY金に追随する形で2018年から2023年まで6年連続で上昇。しかし2024年の12月は7年ぶりに下落。
NY金の上昇確率としては1月と8月が66.7%でトップ。3位グループには4月、7月、11月が62.5%。12月は今年、上昇すると3位タイ。下落となれば単独6位。
比...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン



