金プラチナ短期相場観

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波乱含みの年度明け、商品市場は一足先に大幅下落

更新日:2013年4月4日(木)

商品市場は大幅下落本日の日銀会合に明日の米雇用統計を控えてリスク回避傾向が強まる流れが進行中。雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計やISM非製造業景況指数などが期待はずれの伸びとなったことなどで欧米株も1%前後の下落、商品市場でも貴金属、原油も1-2%の大幅下落、主要国の長期債は1-2%下落となり、リスク回避の資金は国債へ集中、嵐の前ぶれのような流れとなりました。

米雇用市場の弱含みや景気改善鈍化懸念は緩和策の継続連想で買われることが多かった金も売り叩かれた状況。
以前のような安全資産としての地位も揺らぎ始めた可能性がありそうです。

為替市場もここから週末にかけての波乱が懸念されるところです。
なお、このところ雇用統計の非農業部門雇用者数との整合性が高まっているADPの数値が弱かったことで、期待される20万人増が危うくなってきた可能性も指摘されるところですが、この数値、実は毎月のように1か月後に修正された結果で雇用統計の数値に近づいているという、からくりもあります。ADPが15.8万人増なのでNFPが市場予想どおりの20万人増程度でサプライズなしとなる可能性も。

テクニカル的には弱気相場入りのドル円も、日銀の金融政策での材料出尽くしでやや円高方向へ、黒田総裁会見で今月26日の次回会合への期待をつなぎ、円高の流れも限定的に・・・というシナリオも想定されそうです。

NY市場、大幅続落となった金は昨年6月末以来の1,500ドル台で年初来安値更新のレンジ割れ。ADP雇用者数の低調な結果などを受けて買われる場面もあったものの、ドル売りの逆相関も株安に伴う安全資産買いも限定的で商品市場全般の大幅安の流れに乗った形。下値メドは1,500ドル割れ辺り。その手前、昨年安値でもあり長期サポートラインとなっている1,530ドル台で下げ止まる可能性も。
値動きが荒くなってきたプラチナも大幅続落で年初来安値を更新してレンジ下限も下抜け。上昇目標は消滅、下落目標1,480ドル近辺。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場4/3終値とチャート

国内、金は続落3日めは2%の大幅下落で下値ターゲット4,910円をオーバーラン。NY市場の大幅下落に為替の円高が重なり、1月7日以来の安値圏に。達成感からの反発は予想されるものの、NY市場の下げ基調と今週末のドル円乱高下の可能性による影響も懸念されるところ。
プラチナも3日続落で3.7%もの大幅下落。ターゲット4,880円付近を一気に突き抜けて1月10日以来となる4,700円台。昨年高値4,711円が意識される水準。
※参考:金プラチナ国内価格4/4とチャート

2013年4月4日(木)時点の相場
国内金4,825 円 4/4(木) ▼99(2.01%)
国内プラチナ4,741 円 4/4(木) ▼183(3.72%)
NY金1,553.5 ドル 4/3(水) ▼22.4(1.42%)
NYプラチナ1,541.9 ドル 4/3(水) ▼32.3(2.05%)
ドル円93.04 円 4/3(水) ▼0.38(0.41%)

4/3(水)のその他主要マーケット指標

日銀発サプライズ相場から一夜明けて 4/5(金)

波乱含みの年度明け、商品市場は一足先に大幅下落 4/4(木)

レジームチェンジと異次元緩和の始まりか終わりか 4/3(水)

ドル高円安の巻き戻しが金価格を下支え 4/2(火)

減速懸念後退の中国のプラチナ需要 4/1(月)


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