金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

国内金価格は年内に4,900円の可能性も

更新日:2013年9月3日(火)

レイバーデーでNY市場が休場の日、為替市場では円安が進行し、ドル円相場は、ここ数ヶ月間で形成してきた三角保ち合いを上抜け。
5月22日高値の103円70銭と6月13日安値の93円70銭を起点とする三角保ち合いが続き、昨日98円80銭付近の上限をブレイクしたことで、最大10円程度上昇の可能性も。ブレイク地点に加算すると、108円80銭。

ドル円相場は、3ヶ月余り続いたレンジ相場から、今後数ヶ月間の上昇トレンドが始まった可能性が高まりました。
もちろん、外的要因に大きく左右される可能性があり、特に多くの重要イベントを控えるこの9月には、上昇トレンドを阻害する要因も多々発生する可能性もあります。
それでも今後数ヶ月で108円台後半を目指して上昇する可能性が、以前よりも格段に高まったことになります。

3ヶ月後、年末までに1ドル=108円80銭台まで円安ドル高が進行した場合、
もし仮に、NY金相場が1,350ドル辺りで推移していたなら、国内金価格は年末に、4,900円台に到達する計算になります。
NYプラチナが1,500ドル近辺を維持していたなら、国内プラチナ価格は、5,400円台に到達することに。

なお、大前提として、出だしでつまづかないことが重要です・・・。

ドル円は1.2%の大幅反発。短期レジスタンスの98円80銭を上抜けたことで上値余地拡大。目先の上値目標としては100円台後半。最大では103円台辺りまで上昇の可能性も。下方向の節目は97円。なお、一度上抜けた98円80銭台の上限を再度割れてレンジ内に戻るようなことがあれば逆に下抜けの可能性が高まる可能性も。

国内、金価格は1.7%の大幅反発。円安加速の流れと9日移動平均線にサポートされ、減速気味の上昇トレンドを持ち直し、8月29日の高値を突破。目先の上値目標は4,720円付近。一応、第2目標として4,800円手前辺りが当面の最高値候補。サポートラインは4,560円。

プラチナも1.5%の大幅反発。抵抗帯となりつつあった9日移動平均線を突破したことで地合いは改善方向も、短期トレンドはまだ下方向。それでも小さな揉み合いを上抜けたことで5,200円近辺まで上値余地拡大。8月末高値5,100円付近のレジスタンスを上抜けできれば状況改善で目標到達の可能性も高まるところ。当面のサポートラインは4,970円。
※参考:金プラチナ国内価格9/3とチャート

2013年9月3日(火)時点の相場
国内金4,641 円 9/3(火) ▲78(1.71%)
国内プラチナ5,064 円 9/3(火) ▲75(1.50%)
NY金1,396.1 ドル 8/30(金) ▼16.8(1.19%)
NYプラチナ1,527.1 ドル 8/30(金) ▲4.7(0.31%)
ドル円99.33 円 9/2(月) ▲1.17(1.19%)

8/30(金)のその他主要マーケット指標

週末を控えて過敏になる市場の感応度 9/4(水)

国内金価格は年内に4,900円の可能性も 9/3(火)

2日新甫で荒れる?9月は株高にドル高円安、金は売りからスタート 9/2(月)

金相場とドル円、夏の終わりの転換点 8/31(土)

シリア情勢のトーンダウンと米GDP上振れも流れは反転し切れず 8/30(金)


短期相場観~よく読まれた記事一覧

明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想

PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン

PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン


RSS金プラ短期相場観 RSSリーダーで金プラチナ短期相場観を購読


ページの先頭へ