金プラチナ短期相場観

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反緊縮財政の動きが強まるスペインの9月末は危機懸念も強まる

更新日:2012年9月27日(木)

スペインの首都マドリードでは緊縮財政に反対するデモが2日めを迎え、歳出削減と増税への抗議がエスカレートしています。
地方向け救済基金への支援要請は、カタルーニャ、バレンシア、ムルシア州に続いて4州めとなる南部アンダルシア州も検討中。
中央政府に対する支援要請圧力も高まりつつあります。
借入コストが高止まりした場合に限り支援要請するとラホイ首相が表明しているスペイン10年債利回りは再び6%台へと上昇しています。
ECBによる国債買い入れ策発表後、スペイン債利回りが低下したことでラホイ首相が支援要請を躊躇する様子も見受けられ、そのことが逆に利回り上昇へつながったようです。
明日28日は9月末。ムーディーズの格付け見直しやストレステストの結果公表も予定されます。
支援要請の際につきつけられる支援条件を満たす準備をラホイ首相は早急に進めなければならなくなりそうです・・・

NY市場、金は短期下落トレンドにのってしっかりと下落。一時1,730ドル台まで下げる下ヒゲの長い陰線となり反転の可能性も示唆。サポートラインは100ドル下の1,650ドルまで見当たらりません。
プラチナは1,620~1,640ドルの狭いレンジ内での揉み合いが続きます。大きめのレンジで見ると1,500~1,715ドルで下落トレンド。

国内市場、金はじわじわと6営業日続落。先週高値からは100円弱の下落。4,490円のサポートラインまでは60円程の位置に。
プラチナは小幅に上下動を繰り返し下げ渋る様子も見られますが目標値4,100円台半ばは維持。上方向は4,310円が節目。

※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート9/27も参考にご覧ください。

2012年9月27日(木)時点の相場
国内金4,551 円 9/27(木) ▼14(0.31%)
国内プラチナ4,246 円 9/27(木) ▲14(0.33%)
NY金1,753.6 ドル 9/26(水) ▼12.8(0.72%)
NYプラチナ1,634.4 ドル 9/26(水) ▲2.6(0.16%)
ドル円77.74 円 9/26(水) ▼0.06(0.07%)

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