金プラチナ短期相場観

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円安株高進行の年末に金は買い控え、キャピタルゲイン減税への警戒感か

更新日:2012年12月18日(火)

総選挙明けの月曜日、為替市場では円安進行。ドル円は大きく窓を開けてのスタートからやや下落したものの前日比0.5%高で高値維持の展開。
株式市場では、日経平均も1%弱の上昇で本日も上昇の流れが続き9,900円台に。先週やや下落傾向となったNYダウも「財政の崖」回避に向けてオバマ大統領と議会との歩み寄りも見られ100ドル超の上昇。
そんな為替や株とは対照的に金相場は買い控えが続きます。
年末でブッシュ減税が終了した場合、キャピタルゲイン減税失効により税率は15%から最高23.8%へと上昇します。
交渉期限はクリスマス休暇前の21日とも見られますが、ずれ込む可能性も。
財政の崖回避に向けた動向を見守り続ける金相場も年末まで緊張感が続きそうです。

NY市場、日本の総選挙による影響はなく、金は膠着状態が続き1,700ドルが上値抵抗になってしまう可能性も。クリスマス休暇を控えて値動きが止まってしまった様子。年末にかけてきっかけがなければズルズルと下値ターゲットの1,650ドルに向かう展開も?
プラチナもわずかに反落で値動きは縮小、上昇バイアスも低下、流れは下方向へと転換寸前。レンジは1,580~1,650ドル。

国内、金価格はわずかに反落。上限4,830円と下限4,640円のレンジで方向感喪失。
プラチナもやや反落ながら上昇トレンドは継続、引き続き上昇ターゲット4,550円~最大4,700円付近を目指す展開。
ドル円は上昇ターゲット83円90銭到達後やや揉み合い、上昇余地は最大85円付近まで拡大。但し20日の日銀金融政策決定会合以降、年末までの反落に警戒。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/18

2012年12月18日(火)時点の相場
国内金4,753 円 12/18(火) ▼4(0.08%)
国内プラチナ4,513 円 12/18(火) ▼22(0.49%)
NY金1,698.2 ドル 12/17(月) ▲1.2(0.07%)
NYプラチナ1,608.5 ドル 12/17(月) ▼6.0(0.37%)
ドル円83.88 円 12/17(月) ▲0.41(0.49%)

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