金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

米年末商戦は増税警戒とデフレの影響で意外と伸び悩み

更新日:2012年12月25日(火)

先月23日のからスタートした米国の年末商戦では、初日のブラックフライデー、翌週のサイバーマンデーには前年比大幅増と好調なスタートを切っていたはずですが、大詰めのクリスマスを迎えて意外と伸び悩んでいるようです。
年末商戦での小売売上高予想も前年同期比で3%~5%の増加、といった景気の良い予想値も結構見られましたが、ここに来て失速、予想値の下方修正も相次いでいます。そんななか、タブレット端末の売れ行きは好調で、第4四半期の販売台数でノートパソコンを上回るという見通しもあるようです。しかしここでもデフレの波が押し寄せ、低価格競争の激化で売上の伸び悩みにつながっているようです。
やはり、年明けの増税を警戒して、財布の紐も固くなってきている様子です。

半ドンのNY市場、金は閑散相場も影響し動意なし。1,640~1,720ドルのレンジで流れは下落方向。本日はクリスマスで欧米市場が休場、日本国内が年末休暇に入る年末に動きが見られる可能性も。
プラチナは6日続落。下落トレンドが続きターゲットの1,490ドル台を目指す展開。
ドル円がNY市場終値ベースで年初来高値更新となる84.94円をつけてほぼターゲットの85円に到達。円安の流れもひとまずピークアウトか。

国内、金価格は5営業日ぶりの反発でレンジ下限の4,640円台割れを回避、上限を4,760とするレンジ半ばまで回復。しっかりと足場を固めで流れが好転するのを待ちます。
プラチナは下落ターゲットの4,380円台到達。12月5日の4,350円辺りまでの行き過ぎも警戒していましたが今回はひとまず目標地点でストップ。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/25

2012年12月25日(火)時点の相場
国内金4,690 円 12/25(火) ▲42(0.90%)
国内プラチナ4,386 円 12/25(火) ▼20(0.45%)
NY金1,659.5 ドル 12/24(月) ▼0.6(0.04%)
NYプラチナ1,534.9 ドル 12/24(月) ▼2.0(0.13%)
ドル円84.94 円 12/24(月) ▲0.69(0.81%)

12/24(月)のその他主要マーケット指標

安倍新内閣発足へのご祝儀相場で円安進行、5年ぶりの200週移動平均線超え 12/26(水)

米年末商戦は増税警戒とデフレの影響で意外と伸び悩み 12/25(火)

ブラジルの金保有倍増でも金価格は3ヶ月続落中 12/22(土)

米下院はプランBの採決中止でクリスマス休暇、財政の崖回避は年末へ 12/21(金)

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