金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

世界で最も重要な3つの流れに対して役に立たなくなった3つの親米国ジブ

更新日:2013年1月8日(火)

ユーラシア・グループが発表したレポート「トップ・リスク2013年」によれば、日本とイスラエル、英国(JIBs:ジブ)の親米3ヶ国は、構造敗北者であり、もはや米国にとって重要な役割を果たさない、としています。
躍進する中国、爆発する中東、終焉に向かってまごつく欧州という3つの重要な地政学的変化の流れに隣接する3ヶ国は、それぞれの地域で中心的な役割を果たすことができず、建設的な役割を演じることもできないでいる。
という主旨のようです。
中国はもはや日本からの投資を必要とせず、日本には領土問題を発端とする地政学的な対立を避ける能力がない、と厳しい指摘もあるようです。
そんな日本の株高も、円安もようやく一服。

NY市場、金は3日続落で1,640ドル台のサポートラインにかろうじて支えられている状況。再び下落バイアスが高まり、サポートラインを割れると1,600ドルまでの下落リスクが浮上。
プラチナは小動きながら流れが好転した可能性も。サポートライン1,510ドル、上値抵抗1,650ドル。
ドル円は2日連続で高値88円台半ばに達した後に反落、日照り続きの水不足に恵みの雨のように、ようやく押し目らしい押し目を形成。それでも水不足解消には程遠く、下値メドとしてはこの1ヶ月半の上昇値幅の23.6%戻しとなる86円20銭辺りも。
※参考:金プラチナ価格1/7 NY市場終値とチャート

国内金価格は上昇トレンド継続で上値ターゲット4,900円を目指す展開。7営業日ぶり反落も適度な調整の範囲内か。
ドル円の調整に合わせてプラチナも6営業日ぶりの反落。こちらも上昇トレンドで昨年3月以来となる4,680円台が目標値。
※参考:国内金プラチナ価格とチャート1/8

2013年1月8日(火)時点の相場
国内金4,822 円 1/8(火) ▼57(1.17%)
国内プラチナ4,555 円 1/8(火) ▼50(1.09%)
NY金1,646.3 ドル 1/7(月) ▼2.6(0.16%)
NYプラチナ1,556.3 ドル 1/7(月) ▲1.1(0.07%)
ドル円87.78 円 1/7(月) ▼0.37(0.42%)

1/7(月)のその他主要マーケット指標

日銀の物価目標2%と追加緩和は既に織り込み済 1/9(水)

世界で最も重要な3つの流れに対して役に立たなくなった3つの親米国ジブ 1/8(火)

過去最高に積み上がった日銀マネタリーベース、市場への供給量拡大は 1/7(月)

QE早期打ち切り懸念の余波に失業率悪化も焼け石に水、金は6週続落 1/5(土)

FOMC議事録での量的緩和早期打ち切りの可能性、金の調整相場再開か 1/4(金)


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