金プラチナ短期相場観 2017年5月

金プラチナ短期相場観

コアPCEは1年4カ月ぶりの低水準、インフレは第2四半期に失速

更新日:2017年5月31日(水)

米商務省が発表した4月の個人消費支出は前月比+0.4%と、4カ月ぶりの伸び率となり、3月も+0.0%から+0.3%へと上方修正。米国経済を支える個人消費は第2四半期に加速の兆しとなりました。
個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)も前月比では+0.2%となり、3月の-0.1%から反発し、FRBの6月利上げとドル高のサポート材料となりました。

しかし、FRBの目標指標となるPCEインフレ...

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金とプラチナと為替の20カ月移動平均線との攻防

更新日:2017年5月30日(火)

長期トレンドの目安となる20カ月移動平均線との攻防が、特にプラチナとドル円で緊迫した状況となっています。
NY金の20カ月移動平均は26日時点で1225ドル。2013年からほぼ3年間の下落基調が続いた20カ月移動平均線は、2016年前半からゆるやかな上昇基調に転じ、金価格も2016年3月にこれを上抜け。2016年末には一時下抜けましたが、2017年には再度上抜け。ただし2月以降は4月を除いて毎月...

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「米英などに頼れる時代は終わった」by メルケル

更新日:2017年5月29日(月)

週末にイタリア・シチリア島で行われたG7サミットを終えて帰国したメルケル独首相のこの発言は、昨今の世界情勢を的確に表現しているようです。
1年前の伊勢志摩サミットから米・英・伊・仏の4首脳が入れ替わった今回のG7では、予想通りトランプ米大統領とG6首脳との間での1対6のディール・サミットの様相に。
貿易については、保護主義を掲げるトランプ米政権と他国との間での調整が難航した結果、米国が歩み寄る...

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ミシガン大消費者信頼感指数も第2四半期はピーク水準で頭打ち

更新日:2017年5月27日(土)

5月のミシガン大消費者信頼感指数の確報値は97.1。市場予想の97.5を下回り、速報値の97.7からも下方修正。4月の97.0からはわずかに上昇し、3カ月連続の小幅上昇とはなっていますが、2004年1月以来13年ぶりの高水準となった1月の98.5を下回る水準での推移が続きます。そして、90台後半の水準を6カ月連続維持し、21世紀のピーク水準を形成しつつある状態となってきました。概ね90以上を好調期...

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欧州自動車触媒と中国宝飾需要減で2017年プラチナは供給過多へ

更新日:2017年5月26日(金)

Johnson Matthey社のプラチナ需給レポート2017年5月版によれば、2017年の世界全体のプラチナ需要は236.6トンとなり、前年比-19.3トン(-7.5%)の減少見通しとなっています。減少幅は2011年以降の7年間で最大、総需要量では最低水準と見込まれます。

産業用での需要が+1.2トン(+2.1%)の小幅増見込み以外は全て減少見込み。
需要全体の4割を占める自動車触媒需要...

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