主要国の国債格付けランキング

ユーロ圏の国債格付け一覧

格付け一覧 ユーロ圏(全20ヶ国)

マーケットに多大な影響を及ぼす国債格付け(ソブリン格付け)は、国家の総合的な債務履行能力を示し、信用度の尺度となります。主要格付け会社3社(ムーディーズ・S&P・フィッチ)による世界の主要先進国や新興国の長期国債格付け情報です。
なお、自国通貨建てと外貨建てとがあり、同格とされる場合が多いですが、一部外貨建ての場合がやや低く格付けされることがあるようです。その場合には外貨建ての格付けを使用しています。

最終更新日:2024/11/16

全体ランキング EU加盟国EU加盟国ランキング ユーロ圏ユーロ圏ランキング 全体国名順
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RANK 国名 ムーディーズ S&P フィッチ
1Aaa stableAAA stableAAA stable
1Aaa stableAAA stableAAA stable
1Aaa stableAAA stableAAA stable
4Aa1 stableAA+ positiveAA+ stable
5Aa1 stableAA+ stableAA+ negative
6Aa3 stableAA positiveAA stable
7Aa3 stableAA stableAA- negative
8Aa2 negativeAA- stableAA- negative
9A1 stableA+ stableA+ stable
10A3 stableAA- stableA stable
11A2 stableA- stableA+ stable
11A2 stableA stableA stable
13A2 negativeA+ stableA- stable
14A3 stableA stableA- stable
15A3 stableA- positiveA- positive
15Baa1 positiveA stableA- positive
17Baa2 positiveA- positiveA- stable
18Baa2 positiveBBB+ positiveBBB+ positive
19Baa3 stableBBB stableBBB positive
20Ba1 stableBBB- positiveBBB- stable

国名欄をクリックすると該当国に関する格付けトピックスを一覧で表示します。

※国名の右側記号 EU加盟国:EU加盟国(全27ヶ国) ユーロ圏:ユーロ圏(全20ヶ国)

※格付け記号の右側矢印は見通し。positive:ポジティブ stable:安定的 negative:ネガティブ

S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)フィッチ・レーティングスでは同じ記号でAAA(トリプルA)からA(シングルA)、BBB~B、CCC~C、という形式で表記され、AA~CCCまでに+、ーを付加することでさらに3段階に細分化されます。 ムーディーズではAaa~A、Baa~B、Caa~C、という形式で表記され、やはりAa~Caaまでは1,2,3を付加することで3段階づつに細分化されます。 それぞれの意味合いは以下のとおり。

Aaa/AAA
信用リスクが最小限(信用力が最大)
Aa/AA
信用リスクが極めて低い(信用力大)
A/A
信用リスクが低い(信用力あり)
Baa/BBB
信用リスクは中程度(信用力中程度)
※このランク(Baa3/BBB-)までが一般的に「投資適格級」とされる。
Ba/BB
相当の信用リスク
※このランク(Ba1/BB+)以下は「投資不適格級」「ジャンク級」などと呼ばれる。
B/B
信用リスクが高い
Caa/CCC
信用リスクが極めて高い
SD/RD
選択的デフォルト・一部債務不履行
D
債務不履行

最近の格付け関連トピックス

2024年11月

米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは15日、南アフリカの格付け「BB-」維持を確認、見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げ。改革と成長の可能性を反映。 16日(土)

米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは15日、アイルランドの格付け「AA」維持を確認、見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げ。財政黒字拡大を反映。 16日(土)

格付け会社フィッチ・レーティングスは15日、ラトビアの格付け「A-」維持を確認、見通しを「ポジティブ」から「安定的」に引き下げ。政府債務の対GDP比は拡大の可能性。 16日(土)

格付け会社フィッチ・レーティングスは15日、アルゼンチンの格付けを「CC」から「CCC」へ引き上げ。今後の外貨建て債券支払い能力に対する信頼は向上。 16日(土)

格付け会社フィッチ・レーティングスは8日、スペインの格付け「A-」維持を確認、見通しを「安定的」から「ポジティブ」へ引き上げ。GDP潜在力を高め、外的ショックに対する耐性を強化した構造的要因の改善を反映。 9日(土)

米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは1日、トルコの格付けを「B+」から「BB-」へ1段階引き上げ。見通しは「安定的」。外貨準備の蓄積とディスインフレが進行。 2日(土)

格付け会社フィッチ・レーティングスは1日、エジプトの格付けを「B-」から「B」へ1段階引き上げ。見通しは「安定的」。外貨バッファは回復、為替政策はより持続的、財政リスクは軽減。 2日(土)

2024年10月

米格付け会社ムーディーズは25日、フランスの格付け「Aa2」維持を確認、見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げ。財政赤字抑制を巡る不確実性が高まる状況を反映。 26日(土)

格付け会社フィッチ・レーティングスは18日、イタリアの格付け「BBB」維持を確認。見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げ。財政実績改善とEU財政規則への取り組みが中期的な財政および資金調達リスクを軽減。 19日(土)

格付け会社フィッチ・レーティングスは11日、フランスの格付け「AA-」維持を確認、見通しを「安定的」から「ネガティブ」へ引き下げ。財政政策リスクは高まり、財政赤字は28年までにGDP比118.5%へと急拡大見込み。 12日(土)

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