金プラチナ相場情報
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金プラチナ-ニュースチャート2021年
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相場を動かした主な出来事「ニュース チャート」2021年
金プラチナ ニュースチャート2021年

2021年、NY金相場は前年末終値1895.1ドルから1946.6ドルへと急騰、プラチナは1079.2ドルから1071.5ドルへと下落スタート。ドル円は103.25円から103.13円へとドル安円高スタート。
<1月>
6日、ジョージア州の上院決戦投票が行われ、民主党が勝利して大統領と上院、下院ともに過半数を占めるトリプルブルーを達成。これを好感するように株高とドル高の流れが急速に進行し、NY金は1960ドル台の高値をつけた後に1900ドル台まで60ドル弱の急落。この日発生したトランプ支持者らによるワシントンの議事堂襲撃事件は材料視されず。
年末から堅調推移となっていたプラチナは7日、4年5ヵ月ぶり高値となる1124.6ドルへと上昇。
20日の大統領就任式を経てバイデン政権が正式にスタートすると、追加経済対策期待などで長期金利上昇と株高の流れが進行。
<2月>
バイデン政権が脱炭素戦略を表明し、水素電池などへの需要や供給不足懸念などからプラチナ価格の上昇が続き、10日までにNYプラチナ価格は6年ぶり高値となる1240ドル台へと上昇。
ワクチン接種の拡大や感染の縮小などから景気回復期待も高まり、上昇基調が続いた米10年債利回りは25日には1年ぶりの1.5%超となり、ドル高・株安で金価格の調整も進行し、堅調推移が続いたプラチナも急反落。月末には金1720ドル台、プラチナは1180ドル台、ドル円は106円半ば。
<3月>
米長期金利上昇とドル高基調は続き、好結果となった5日の米雇用統計後にドル円は9ヵ月ぶりに108円台。逆行するNY金は9ヵ月ぶり安値となって1700ドル割れ、プラチナも1120ドル台まで急反落。
16-17日のFOMCでは2023年までのゼロ金利継続見通しが示唆され、週末にかけてNY金は1740ドル台まで上昇。月末にドル円は1年ぶりに110円台へ。

<4月>
グッドフライデーでNY市場などが休場となった2日に発表された米3月雇用統計では、雇用者数が前月比91.6万人増と予想以上の回復ペースに。しかし3月末から110円台後半で推移していたドル円は材料出尽くし感から長期金利の上げ渋りとともに翌週にかけて109円台へと反落。逆に金は下げ渋って8日には1750ドル台まで反発。
3月末には1.74%台まで上昇していた米10年債利回りが4月半ばには1.6%割れへと低下したことに連れてドル安円高の流れ、22日には108円割れ。NY金は21日に1790ドルまで上昇。プラチナは23日に1230ドルを回復。
28日のFOMCでは経済と雇用の回復を強調しながらも「完全回復には程遠く、インフレ上昇は一時的、テーパリングについても議論も時期尚早」との従来スタンスを維持。しかし、月末にかけてのインフレ指標や経済指標は好結果が続出、月末にドル円は109円台を回復、金は1760ドル台、プラチナは1200ドル台
<5月>
5月に入ると米10年債利回りが1.6%付近で落ち着き始め、ドル高も一服となってNY金は反発基調へ、7日のネガティブ・サプライズとなった米4月雇用統計発表後にNY金は1830ドル台まで上昇、ドル円は108円台へ。12日には米4月消費者物価が想定以上に上昇し、ドル高急進となってドル円は1円超のドル高円安で109円台へ、NY金は1820ドル台へと反落。しかし複数のFRB関係者からの「インフレは一時的な上振れ」との発言などもあり、週末にかけては1830ドル台を回復。その後も長期金利の伸び悩みとドル安傾向の流れを受けてNY金は月末にかけて1900ドルまで上昇、ドル円は108円台から109円台で保ち合い推移。
<6月>
3日、ADP発表の雇用者数が前月比+97.8万人と想定外の大幅増となったことを受けてドル高急進。ドル円は109円台から110円台へと急騰し、NY金は1900ドル台から1870ドル台へと急落。翌4日の雇用統計では前月比+55.9万人となって市場予想を10万人下回り、若干前のめりとなりそうだったテーパリング観測後退にもつながりそうな結果に。NY金は1890ドル台へと急反発、ドル円は109円台へと急反落。
16日のFOMCでは2023年に2回の利上げを示唆する見通しが示され、予想外にタカ派的と受け止められてドル高となって金は急落。18日までに1760ドル台へ、90ドル超の急落、プラチナも100ドル程の急落で1040ドルへ。ドル円は発表直後こそ110円台後半へと70銭程度の急騰も、株安と円高圧力で週末にかけて110円台前半へと巻き戻し。翌週にかけて金は1770ドル台で横ばい推移、プラチナは1100ドルまで反発。

<7月>
2日の雇用統計では雇用者数の伸びが10ヵ月ぶりの大幅増となったものの失業率が5.9%へと悪化するなどして早期緩和縮小観測は後退。111円台半ばまで上昇していたドル円は111円付近まで反落、1770ドル近辺での小康状態が続いていたNY金は1780ドル台へと上昇。翌週にかけてNY金は1810ドルへ、ドル円は一時110円割れへ。14日にはパウエルFRB議長の議会証言で「インフレ高騰は一過性」との見方を改めて強調し、NY金は1820ドル台へと上昇、110円台を回復していたドル円は再度110円割れ。27-28日のFOMCでは債権購入縮小に向けた協議を今後進めることを明示しながらも利上げ時期は「ずっと先」としてあらためて緩和政策維持を明言。1800ドル付近で小康状態となっていたNY金は翌日にかけて1830ドル台へと急騰。
<8月>
6日発表の7月雇用統計は想定以上の好結果となって長期金利上昇と株高、ドル高で金も大きく売られる展開に。NY金は40ドル超の急落で1760ドル台へ、その前から軟調推移となっていたプラチナは970ドル台で2021年安値を更新。2日前に108円台の安値をつけたドル円は110円台を回復。しかし翌週には流れが反転。週明けこそ一方的に売りこまれた金は一時1700ドルを割れて終値でも1720ドル台、しかし11日に発表された米7月消費者物価ではインフレ鈍化の兆しも見られ、110円台後半まで上昇していたドル円は110円台前半へと反落、金は1750ドル台へと反発。週末にはミシガン大消費者信頼感指数が想定以上に低調となったことを受けてドル円は109円台半ばへ、金は1770ドル台を回復。プラチナも1020ドル台へ。月末のジャクソンホール会合でパウエルFRB議長が講演で年内QE縮小開始を示唆。ただし、それが利上げシグナルではないことを強調したことで市場はハト派的と受け止めて株高・ドル安の流れとなってNY金は1790ドル台から1810ドル台へと急騰。110円台を回復していたドル円は109円台へと反落。
<9月>
3日発表の8月雇用統計は市場予想を大幅に下回る低調な結果となり、2日前に発表されたADP雇用も合わせて雇用回復基調の減速を示唆。NY金は1830ドル台へと20ドル超上昇、ただしこの流れは続かず、翌週には1800ドル割れへ。ドル円は110円前後での小幅揉み合い推移。16日には8月小売売上高が予想外の好結果となってNY金は40ドル弱の急落で1750ドル台へ。21-22日のFOMCでは年内テーパリング開始を示唆、利上げ見通しでは2020年にも利上げスタートの可能性を示唆。1770ドル台まで反発していたNY金は週末にかけて1750ドルまで下落、ドル円は109円付近から110円台後半へ。月末にかけて長期金利上昇とともにドル円は112円近辺まで上昇、NY金は1720ドル台まで下落。

<10月>
8日に発表された米9月雇用統計では雇用者数の伸びが低調となり、失業率は予想以上に改善。強弱混在の結果にNY金は一時的に急騰も、ドル安からドル高へと反転した流れに押されて1750ドル台。ドル円は2年10ヵ月ぶり高値水準となる112円20銭台へ。1000ドル割れで低迷していたプラチナも1020ドル台へと大幅上昇。13日の米9月消費者物価は市場予想を上回って高水準を維持。インフレ高止まりによる景気への悪影響なども警戒され、一時的には長期金利上昇も急反落となったことでNY金も下落後に急反発、1790ドル台まで上昇。しかし2日後の9月小売売上高が予想外の好結果となったこともあり、1760ドル台へと急反落。リスク選好の円安基調が強まったことでドル円は3年ぶりに114円台まで上昇。20日には一時114円台後半へと上昇し、ほぼ4年ぶり高値。
<11月>
3日のFOMCでは想定どおりテーパリング開始を決定。パウエルFRB議長は会見で、利上げは時期尚早と従来どおりのハト派姿勢を維持。直前にはADP雇用者数の好結果などを受けて1760ドル台へと水準を切り下げていたNY金は反発、翌日には1790ドル台へ。さらに5日の雇用統計は想定以上の好結果となったものの、米10年債利回り低下を受けてNY金は1810ドル台へと一段高。114円をはさんでの保ち合いとなっていたドル円は113円台前半へと下落。翌週には米CPIが31年ぶり高水準となるなどインフレ指標が想定以上に高騰、インフレヘッジの金買いが強まってNY金は1860ドル台まで上昇。高インフレが続くなか、16日発表の米10月小売売上高は予想外の好結果となりドル円は114円台後半へと上昇、1870ドル台まで上昇していたNY金は1850台へと急反落。22日にはパウエルFRB議長続投が内定してNY金は1800ドルまで急落、ドル円は再び114円台後半へ。26日には新たなコロナ変異株への警戒感からリスク回避の流れでドル円は113円台前半まで急落。
<12月>
パウエルFRB議長が11月末の議会証言でインフレ見通しの「一過性」を撤回、12月FOMCでのテーパリング加速検討を示唆したこと、一方でオミクロン株への警戒感も高まり、月末月初にかけて株安の流れが強まり、VIX指数は12月1日には30台へと急騰。リスク回避の流れと金融政策のタカ派傾斜への警戒感が同時進行、NY金は2日に1760ドル台へと下落、ドル円も113円台から112円台にかけて軟調推移。
14-15日のFOMCでは事前予想どおりテーパリング終了時期を3月へ前倒し、2022年の利上げ見通しは3回を示唆、若干タカ派的とほぼ想定内との見方が交錯しながらも、正常化へと舵を切ったことで金融政策見通しへの不透明感も払拭され、株高とドル安の流れに。直前まで軟調推移となっていたNY金も材料出尽くしとなり、1760ドル台から反発し、翌日から週末にかけて1800ドルまで反発。

2021年終値はNY金:1828.6ドル(前年比-3.5%)、プラチナ:966.2ドル(-10.5%)、ドル円:115.09円(+11.5%)。


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