金プラチナ短期相場観 2025年1月
サービス価格と住宅価格の鈍化継続でコアCPIは予想外に鈍化
更新日:2025年1月16日(木)
米12月消費者物価指数では、コアCPIが予想外に鈍化したことで追加利下げ観測再燃。
CPIは前年比+2.89%。市場予想の+2.9%にほぼ一致、前月からは+0.14%で3ヵ月続伸、5ヵ月ぶりの高水準。3年7ヵ月ぶり低水準となった9月の+2.44%が底値となった可能性。
コアCPIは前年比+3.24%。市場予想の+3.3%を下回り、11月からも-0.08%、小幅に続落で4ヵ月ぶりの低水準。3年8...
米12月PPI、コアPPIも予想を下回るも上昇局面継続
更新日:2025年1月15日(水)
2024年末のPPIは予想された程は上昇せず。
米労働省が発表した12月の生産者物価指数、PPIは前年比+3.31%。市場予想の+3.5%を下回り、前月からは+0.31%、4ヵ月続伸となって1年10ヵ月ぶりの高水準。
2023年6月の前年比+0.26%で底打ちし、上下動を繰り返しながらも上昇局面が継続。2019年までの長期平均+1.70%を上回る水準での推移は10ヵ月連続。
食品とエネルギー...
ミシガン大もNY連銀も、インフレ期待は下げ渋り、反発傾向へ
更新日:2025年1月14日(火)
NY連銀の12月消費者調査で、1年先のインフレ予想は+3.00%。11月の+2.97%を小幅に上回り、4年ぶり低水準となった10月(2.87)からは続伸、3ヵ月ぶりの高水準に。
3年先のインフレ予想は+2.97%。11月の+2.57%か急上昇、続伸で13ヵ月ぶりの高水準。前月から+0.40%の上昇は3年7ヵ月ぶりの急騰。
先週末に発表されたミシガン大の1月速報でも、1年先のインフレ予想は3.3...
予想外の雇用大幅増、失業率も低下で追加利下げ観測も後退へ
更新日:2025年1月11日(土)
米雇用統計は予想外の上振れ。2024年末も米労働市場は予想以上に堅調。
非農業部門雇用者数(NFP)は前月比+25.6万人。市場予想の+16.5万人を大幅に上回り、3月(31.0)以来、9ヵ月ぶりの高水準。2024年では1月と並び、2番めタイの大幅増。
3ヵ月平均では+17.0万人。半年ぶり高水準となった11月から変わらず横ばい推移。4年2ヵ月ぶり低水準となった8月(11.3)で底打ち、増加傾...
雇用統計直前の関連指数、雇用は低調、賃金は下げ渋り
更新日:2025年1月10日(金)
今週は米12月ADP雇用者数が予想を下回る低調な結果となり、ISM景況指数では非製造業の雇用指数が3ヵ月ぶり低水準へと続落、製造業の雇用指数も前月から低下して7ヵ月連続の節目50割れ、と低調。
雇用統計での雇用者数の伸びもやや低調との予想が優勢に。
下げ渋りが意識される賃金上昇率では、方向性を見るために3ヵ月平均で見ると、平均時給の前年比伸び率は11月の+4.0%まで3ヵ月続伸。
主要地...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン