金プラチナ短期相場観 2016年5月
日経平均とドル円の相関係数底入れの兆しは上昇トレンドを示唆?
更新日:2016年5月31日(火)
5月末、日経平均は17000円台に到達し、4月末以来1カ月ぶりの水準を回復しました。と同時に為替ドル円も111円台に到達、やはり4月末以来1カ月ぶりの水準です。日経平均とドル円の関係はここ数年、相関関係が強く、トレンド発生時には株高・円安、もしくは円高・株安の流れとなりやすい状態が続いています。
90日間の相関係数の推移で見ると、時折りその関係性が弱まる時期もありましたが、大半の時期では相関...
5月大幅安で迎える鬼門の6月、国内金価格は過去1勝6敗
更新日:2016年5月30日(月)
あと1日を残して5月の国内金価格は前月末比-3.48%の大幅安。今年ここまでで最大の下落月となり、昨年11月の-6%に次いで半年ぶりの大幅安となりそうです。そんな状況で迎える6月は、国内金価格にとっての鬼門とも言える月。過去7年間で1勝6敗と圧倒的に分が悪い月となっています。
12月の3勝4敗、3月の3勝5敗を引き離し、勝率の低さは飛び抜けています。
昨年はドル高円安のピーク月となり、黒田...
インフレ期待は低下傾向のまま利上げ期待は上昇
更新日:2016年5月28日(土)
5月のミシガン大学消費者信頼感指数の確定値は94.7。速報値の95.8、予想の95.4を下回ったものの4月の89.0からは大きく上昇し、昨年6月の96.1以来11カ月ぶりの高水準となり、足下での米消費の回復傾向を示しています。
しかし、FRBがインフレ期待として注目するミシガン大学1年期待インフレ率は、速報値の2.5%から2.4%へと0.1ポイントの下方修正。4月の2.8%から急低下し、2010...
耐久財受注・コア受注はリーマンショック前?
更新日:2016年5月27日(金)
米商務省が発表した4月の耐久財受注は前月比+3.4%と市場予想+0.5%を大幅に上回り、1月の+3.7%以来の伸び率となりました。変動の激しい輸送機を除いた数値でも前月比+0.4%となり、市場予想の+0.3%を上回りました。
しかし、民間の設備投資の先行指標とされる、非国防資本財から航空機を除いた数値、いわゆるコア受注は前月比+0.4%の予想に対して-0.8%と落ち込みました。3月分は-0....
NYプラチナの月間安値1000ドルの大台割れは11カ月連続
更新日:2016年5月26日(木)
NYプラチナ相場を月間ベースで見ると、3月時点で一時的に、5カ月ぶりとなる1000ドルの大台に到達しました。そして翌4月には、昨年8月以来8カ月ぶりに終値でも1000ドルの大台超えを果たしていました。
さらに、5月には安値でも1000ドルの大台以上を維持し、昨年6月以来、11カ月ぶりとなる1000ドルの大台への完全回復も期待されましたが、月末のこの時期に来て調整局面が加速、あえなく大台定着トライ...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン