金プラチナ短期相場観 2019年5月
米第1四半期個人消費支出は1年ぶり、物価は3年1四半期ぶり低水準
更新日:2019年5月31日(金)
米商務省が発表した1-3月期GDP改定値は前期比年率で+3.1%となり、速報値の+3.2%からは小幅に下方修正。10-12月期の+2.2%を上回り、7-9月期の+3.4%に次ぐ水準で好調を維持した形です。
2017年第2四半期以降は、8四半期連続で2%超を維持しており、2003年第1四半期から2005年第1四半期までの9四半期連続以来、14年ぶりの好調期を形成しています。また、最後のリセッション...
リッチモンド連銀賃金指数は過去最高、賃金上昇率も加速へ?
更新日:2019年5月30日(木)
5月のリッチモンド連銀製造業指数は5.0となり、4月の3.0からは上昇も2-3月の10台、昨年の20ポイント台からは大きく減速した状態。構成指数も比較的低調な数値が並ぶなかで、突出したのが賃金。
リッチモンド連銀の賃金指数は4月の25から5月は38へと急騰、昨年11月の34も大きく上回り、過去最高を更新。
2015年から上昇基調を強めたリッチモンド連銀の賃金指数は、2018年後半からは30...
ユーロ圏景況感指数は11カ月ぶりの反発、英国は6年ぶり低水準に
更新日:2019年5月29日(水)
欧州委員会が発表した5月のユーロ圏景況感指数は105.1。市場予想の104.0を上回り、2年7カ月ぶり低水準となっていた4月の103.9からは1.2ポイントの上昇。ユーロ圏の景況感は11カ月ぶりの反発となり、2018年1月から続いた減速基調にも、ようやく歯止めがかかる可能性を示す結果となりました。
ドイツは2年11カ月ぶり低水準となった4月の105.1から5月は105.5へと小幅反発にとどま...
米10年債利回りがFF金利を下回る時
更新日:2019年5月28日(火)
米10年債利回りは先週末時点で2.32%、3連休明けの今朝時点では2.31%へとやや低下。米2年債利回りは先週末時点で2.16%、今朝時点では2.17%とわずかに上昇。3カ月物の利回りは現在2.33%。
10年債利回りは2年債利回りを上回り、その差は接近してはいますが、逆イールドには至っていません。ただし、3カ月物との差は3月末に1週間ほど逆転し、5月13日以降も散発的に逆イールド状態となっ...
斜行三角形の保ち合いから、国内金価格は反発局面へ!?
更新日:2019年5月27日(月)
米ワシントン・ポスト紙が「ほぼ観光客として1日を過ごした」と報じた令和時代初の国賓、トランプ米大統領が「日米貿易合意は参議院選挙後」とツイートしたことが好感され、日本株とドル円を下支えした週明け。
国内金価格は2月以降、上値を切り下げる展開が続き、4月以降はその基調がより鋭角となり、下値もコンスタントに切り下がる下落トレンドを形成中。
足下ではその振幅幅が縮小し、下げ渋りの様相も示すダイア...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン