金プラチナ短期相場観 2019年3月
忍耐強く対応する理由の一つインフレ目標未達は6カ月連続
更新日:2019年3月30日(土)
米FRBの金融政策の指針となる個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が米商務省から発表され、1月は前年同月比+1.4%。小数点以下2桁で見ると+1.37%となり、3カ月連続の低下で2%を下回る水準での推移が続き、2016年9月(+1.25%)以来、2年4カ月ぶりの低水準。昨年7月に+2.36%でピークアウトし、低下基調が半年間続いています。
食品とエネルギーを除くコアPCEの1月は前年比...
ユーロ圏3月景況感指数でも、要警戒はドイツ、イタリア、製造業
更新日:2019年3月29日(金)
欧州委員会が発表した3月のユーロ圏景況感指数は105.5。1990年以降の長期平均100を上回る水準は維持しているものの、9カ月連続の低下となり、2016年11月(105.6)以来2年4カ月ぶりの低水準。2017年12月(114.5)をピークとした減速基調は続いています。
この状態を牽引しているドイツは106.6となり、4カ月続落で2016年9月(106.6)以来、2年半ぶりの低水準。
2番め...
米貿易赤字は1月に大幅縮小、輸出入も減少傾向続く
更新日:2019年3月28日(木)
米商務省が発表した1月貿易収支は511.49億ドルの赤字。市場予想の570億ドルを下回り、10年2カ月ぶりの大幅赤字となった12月の599億ドルからは14.6%の大幅縮小。縮小幅は昨年3月以来10カ月ぶり。
輸出は前月比+0.9%と増加したのに対し、輸入が前月比-2.6%と大幅減となっています。
当初予定されていた関税引き上げを警戒して12月に輸入が2.1%増加していたことの反動減や、原油安な...
逆イールドへの過剰反応からの巻き戻し
更新日:2019年3月27日(水)
イエレン前FRB議長は週明け、米国債のイールドカーブがフラット化していることについての見解を示し、今回の「逆イールドによって米国が景気後退入りする可能性が特に大きくなったとは思わない」と発言。ただし、景気後退ではなく「ある時点で利下げを行う必要性」を示している可能性を指摘しました。
これを受けてCMEフェドウォッチの年内利下げ確率が急騰しています。
先週末からの米10年債利回り急低下ととも...
IFOドイツ景況感は7カ月ぶり反発も製造業は7カ月続落
更新日:2019年3月26日(火)
IFOのドイツ企業景況感指数は3月に99.6となり、2年11カ月ぶり低水準となった2月の98.7からは上昇。節目となる2015年平均100を下回る水準での推移は3カ月連続となりましたが、7カ月ぶりの反発となって景況感の減速基調も底打ちの可能性を示す結果に。
現況指数も1年11カ月ぶり低水準となった2月の103.6から3月は103.8へとわずかながらも上昇、6カ月ぶりの反発。
期待指数は6年3カ...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン