金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

東アジアの経済も牽引する中国の製造業は回復傾向が鮮明に

更新日:2012年12月3日(月)

HSBC(香港上海銀行)発表の11月の中国製造業PMI(製造業購買担当者指数)の改定値は50.5となり、3ヶ月連続上昇しています。景気回復と後退の節目となる50を超えるのは昨年10月以来。先週土曜日12月1日に発表された国家統計局の数値でも50.6と3ヶ月連続上昇、50超も2ヶ月連続。緩やかながらも回復傾向が進んでいます。
この発表後、ユーロが買われ、金もやや上昇しています。
なお、HSBCによる11月製造業PMIは、韓国では48.16と前月よりも回復しているものの6ヶ月連続での50割れ。台湾では47.4で前月から下落、日本も46.5で下落傾向。
政権交代で中国に追随できるか、総選挙への注目は高まります。

国内金価格は先週後半から3営業日連続での4,720円台に膠着。トレンドは下落転換目前ながら底堅さも。
下方向警戒ラインとして4,700円、4,600円、4,510円。
プラチナは小幅反落。10月半ばに何度も上値を抑えられた4,410~4,420円近辺が今のところサポートラインとして作用している感も。上向きの流れを維持し、先週高値4,460円台を超えることが出来れば大幅上昇の可能性も。

なお、ドル円は11月21日82円52銭まで上昇した後は82円00銭台との間でレンジ相場を形成していましたが、今またその上限トライへとさしかかっています。

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/3

2012年12月3日(月)時点の相場
国内金4,727 円 12/3(月) ▼2(0.04%)
国内プラチナ4,429 円 12/3(月) ▼7(0.16%)
NY金1,712.7 ドル 11/30(金) ▼14.5(0.84%)
NYプラチナ1,604.6 ドル 11/30(金) ▼14.9(0.92%)
ドル円82.47 円 11/30(金) ▲0.36(0.44%)

11/30(金)のその他主要マーケット指標

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東アジアの経済も牽引する中国の製造業は回復傾向が鮮明に 12/3(月)

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