金プラチナ短期相場観

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求人件数>失業者数は8カ月連続、労働需給逼迫は100万人超

更新日:2018年12月11日(火)

米・求人件数と失業者数 2018年10月米労働省が発表した10月の求人労働異動調査(JOLTS)で、求人件数は707.9万件。市場予想の710万件を下回りましたが、9月の696万件からは増加し、過去最高となった8月の729.3万件に次いで過去2番めの高水準。7月に707.7万件と700万件台に到達してからは4カ月連速で700万件前後の高水準を維持する状態です。

これに対して失業者数は、2009年から10年にかけて1500万人超のピークを記録して以降、減少を続けて今年10月には607.5万人。9月には596.4万人となり、2000年12月(563.4万人)以来17年9カ月ぶりの低水準となっていました。なお11月は597.5万人となり、足下3カ月は600万人前後の記録的低水準での安定推移となっています。

この結果、失業者数を求人件数が上回る状態となっています。
失業者数を求人件数が上回る状態は、求人件数の調査開始以降では初めてで、今年3月に求人件数が失業者数を5.3万件上回りました。
以降、その差は急拡大し、8月には105.9万、9月の99.6万をはさんで10月は100.4万。8カ月連続で失業者数を求人件数が上回り、8月以降はその差約100万件。

求人件数が700万件に達している現状、失業者数600万人全員が採用されたとしても、100万件の求人が満たされません。
現在、米国では100万人の労働需給逼迫状態が続いていることになります。

なお、11月に求人件数が横ばい推移となった場合でもこの差は変わらず、労働力不足の状態は9カ月連続となり、100万人の不足は4カ月連続となることが確実視される状況です。


NY金・日足チャート 2018/11/2 - 12/1010日のNY金相場は-3.2ドル、0.26%の小幅反落。先週末高値をわずかに上回り、7月11日高値(1257.3)以来5カ月ぶりとなる1256ドル台まで上昇してのスタート後は軟調推移。メイ英首相が11日に予定されていたEU離脱案採決を延期することを発表したことで英ポンドが対ドルで1年8カ月ぶり安値へと売られ、ユーロも連れ安となってドルインデックスは97ポイント台の高値水準へと再浮上。NY午後には大幅下落となっていた米株も反発に転じ、NY金は1250ドル割れ。引け後には一時1240ドル台半ばまで下げて1250ドル近辺へと反発。調整の動きも下げ幅は限定的となり、ドルインデックスが再び97ポイント台の高値圏で上値を押さえられて反落へと向かうようなら、上値トライ再開で上値目標1280ドル台に向けた流れ再加速も。

NYプラチナ・日足チャート 2018/11/2 - 12/10NYプラチナ相場は-8.3ドル、1.05%の大幅反落で9月7日(780.4)以来、3カ月ぶりの安値水準に。連日の下ヒゲも十字線も反発へのきっかけとはならず、金の軟調推移には追随する形で下値切り下げの展開に。NY午後には一時780ドル割れも直後には780ドル台後半へと反発するなど、下げ渋りの様相にも。800ドルの大台割れに伴う下値目安780ドル近辺にしっかりと到達した状態でもあり、下げ止まってもおかしくない水準だが。金との価格差は5営業日連続の過去最大更新で467.3ドルに。

ドル円・日足チャート 2018/11/6 - 12/10ドル円は60銭のドル高円安となって3日ぶりの反発。113円台を回復し、1週間ぶりの高値水準に。先週末までの株安を受けて売り先行の週明け東京市場では先週安値112円20銭台まで下落。この水準では底堅く、米10年債利回りの反発とともに切り返すとポンド安主導の欧州通貨安によるドル高の勢いも強まり、ジリジリと下値を切り上げる展開となって113円30銭台まで上昇。112円台半ばから113円台前半までを主要レンジとして乱高下状態の保ち合いを形成し、方向感が定まらない状況にも。113円30銭台を上抜けることができれば113円台後半までは上昇しやすく、下値は112円20銭近辺までは下げやすい状態に。ただし、ドルインデックスが高値圏にあり、FOMCに向けてもドル高の勢いがさらに強まることは想定し難い状況のようにも。FOMCで来年の利上げ見通しがハト派的となれば下方向へと抜け出し、110円が意識されるような流れにも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/10終値とチャート

11日の国内金価格は+2円、0.04%の小幅続伸。NY金の小幅調整を円安がカバーして6月19日(4864)以来、5カ月半ぶり高値水準での堅調推移。短期的には価格ラインの下に90日までの移動平均線が昇順に並ぶ強気相場の状態。ただし200日移動平均線(4785)を上抜けているのは価格と9日移動平均線(4807)のみ。はるか下方で上昇軌道に入った90日移動平均線(4685)の動向が中期的なトレンドを左右。

プラチナ価格は-21円、0.68%の反落で9月18日(3051)以来、3カ月ぶりの安値水準に。円安ではカバーしきれずにズルズルと水準を切り下げる状態に。NYプラチナがキリの良い水準に到達したことで、より下げ止まりやすい状況にも。金との価格差は6日連続の過去最大更新で1786円まで拡大。過去最大の急拡大局面を形成しており、従来なら急縮小の動きとなるところだが。
※参考:金プラチナ国内価格12/11とチャート

2018年12月11日(火)時点の相場
国内金4,841 円 12/11(火) ▲2(0.04%)
国内プラチナ3,055 円 12/11(火) ▼21(0.68%)
NY金1,249.4 ドル 12/10(月) ▼3.2(0.26%)
NYプラチナ782.1 ドル 12/10(月) ▼8.3(1.05%)
ドル円113.29 円 12/10(月) ▲0.60(0.53%)

12/10(月)のその他主要マーケット指標

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求人件数>失業者数は8カ月連続、労働需給逼迫は100万人超 12/11(火)

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