金プラチナ短期相場観 2021年11月
ユーロ圏景況感は半年ぶり低水準、感染再拡大の北部が主導
更新日:2021年11月30日(火)
ユーロ圏の景況感は11月も高水準を維持しながらもやや低調。欧州委員会が発表した11月のユーロ圏景況感指数は117.5となって前月比-1.1、3ヵ月ぶりの反落で半年ぶりの低水準。ただし依然として長期平均100を大幅に上回る水準を維持。
業種別では製造業が前月から0.1ポイントの小幅低下に対して、サービス業は0.4ポイント上昇して4ヵ月ぶり高水準。ただし消費者信頼感指数は2.0ポイント下げて続落、7...
それでも国内金価格200日移動平均は過去最高値更新中
更新日:2021年11月29日(月)
オミクロン株騒動で大荒れとなった週末の金融市場、リスク回避の流れがひとしきり進行した後は、悲観的な情報と意外と楽観的な見方も錯綜する状態で迎えた週明け、いったんは巻き戻しの流れが優勢に。週末に今年最大級の下げを記録した米株先物は急反発でスタートし、1.6%台から1.5%割れへと急低下していた米10年債利回りは1.5%台半ばへとジャンプアップ。ドル安円高の流れが急速に進行して113円台前半へと急落し...
オミクロン株ショックで早期利上げ観測も後退
更新日:2021年11月27日(土)
サンクスギビングの週末、連休の谷間で閑散状態の市場を襲ったのはオミクロン株ショック。新手の変異株で詳細不明、何やら危険な香りも漂う悲観的な報道にも煽られ、不透明感がそのままリスクとして警戒される金融市場はリスク回避の流れが急速に進行。
ドル円が2円超下落するのはコロナショック時以来、NYダウの2.5%超の下落は1年1ヵ月ぶり。英FTSEの3.6%超の下落は1年5ヵ月ぶり、ドイツDAXの4%超の下...
世界のプラチナ需給-2021年第3四半期
更新日:2021年11月26日(金)
WPIC(World Platinum Investment Council)発表のプラチナ需給レポートによれば、2021年第3四半期のプラチナ総需要は45.3トン。前期比-25.9%、前年同期比では-44.3%となって2015年以降では最低水準。投資需要が売り越しとなったことが影響。
総供給量は63.7トンで前期比-1.5%、前年同期比+7.2%。需給バランスは18.4トンの供給余剰。2四半期...
PCEインフレは31年ぶり、トリム平均でも13年ぶり高水準
更新日:2021年11月25日(木)
米個人消費支出(PCE)物価指数は10月に一段と加速。インフレは「高止まり」ではなく、まだ「加速中」であることが示された格好に。
その後発表された11月FOMC議事要旨での「高インフレ持続なら利上げ準備の為にテーパリングペースを調整すべき」との意見や、次期FRBの議長、副議長に内定のパウエル議長、ブレイナード理事が揃って高インフレへの警戒感を示したことを裏付ける結果にも。
商務省発表の10...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン