金プラチナ短期相場観

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2016年のドル円は極端な売られ過ぎから異常な買われ過ぎへ

更新日:2016年11月26日(土)

ドル円・長期チャートとRSI 2016年11月25日相場の過熱感を示すオシレータ系指標であるRSI(Relative Strength Index:相対力指数)は、通常14日間の値動き(上昇幅合計+下落幅合計)のうち上昇値幅が占める割合を示し、一般的には70%以上なら買われ過ぎ、30%以下なら売られ過ぎの判断目安とされます。
過去12年遡ってドル円RSIの極端な数値をピックアップしてみます。

<買われ過ぎベスト5>
1)2011年4月6日:97.0(85.47円)
2)2012年2月22日:96.7(80.29円)
3)2016年11月24日:96.6(113.29円)
4)2016年11月23日:96.3(112.48円)
5)2012年2月21日:96.3(79.74円)

<売られ過ぎベスト5>
1)2010年10月15日:4.2(81.45円)
2)2010年10月18日:4.6(81.27円)
3)2011年4月26日:5.5(81.55円)
4)2010年10月8日:5.6(82.07円)
5)2016年1月7日:5.7(117.67円)

過去全般を見渡すと70%以上または30%以下はかなりの頻度で発生し、80%以上もしくは20%以下の頻度は激減します。
さらに異常値とも言える90%以上と10%以下となると、数えるほどしかありません。

買われ過ぎトップは2011年4月、G7協調介入後の特殊ケース、2位と5位の2012年2月は過去最安値(円高)となった2011年10月末以降の急反発局面、3位と4位は今週。
売られ過ぎでは、1位と2位、4位と3日間ランクインした2010年10月はドル円過去最安値へと加速した時期、3位の2011年4月は介入後の反動での円高急進時。5位には今年年初のリスクオフ局面で記録した5.7。

近年最大水準の売られ過ぎでスタートした2016年のドル円相場は、今や近年最大レベルの買われ過ぎ状態となっています。
今年2016年は、過去最大の円高局面前後、2010年後半から2012年序盤にかけての時期に匹敵する、近年まれに見る行き過ぎ状態を形成した年となってきました。

なお、ドル円相場が急騰する前には、RSIのボトムが切り上がり、ドル円急落の前にはRSIのピークが切り下がる傾向が見られます。
今後、短期的にはドル円のRSIは低下するとしても、ピークの推移には注意しておいたほうが良さそうです。

NY金・日足チャート 2016/10/26 - 11/25サンクス・ギビングの休場明け、ブラック・フライデーの25日、連休谷間で閑散状態の日のNY金相場は0.92%安となって続落。2月5日(1157.7)以来9カ月半ぶりの安値水準を更新。時間外には一時1170ドル付近まで下げて1180ドル台へと反発。ドル高の流れ一服も債券から株への流れは維持、NYダウは小幅に過去最高値更新が続くリスク選好地合い。金の上値は重く、SPDRゴールドシェアーズの金ETF残高も米大統領選後11営業日連続減少で6月8日(881.15トン)以来5カ月半ぶりの低水準となる885.04トンに。水準的には昨年12月安値から今年7月高値の61.8%戻し(1172.3ドル)を達成し、いったんは落ち着きどころ。
週間ベースでは-30.3ドル(2.51%)、5月以来半年ぶりの3週続落。

NYプラチナ・日足チャート 2016/10/26 - 11/25NYプラチナ相場は2.45%の大幅続落。23日時間外に935ドルまで上昇した後は軟調推移、24日の時間外には下方向への節目となる920ドル割れ。以降920ドル付近が抵抗線となりつつあり、下値を試す展開へ。25日には910ドルを割れて一時905ドルまで下落。今年の上昇幅の76.4%戻し(903ドル)付近に到達したことにより、金が下げ止まればプラチナもいったん下げ止まりの可能性も。しかし保ち合い下方ブレイクに伴う下値目安890ドル近辺までもう少しの下落余地も。
週間ベースでは-13.7ドル(1.49%)、10月の4週続落後2週空けての3週続落。

ドル円・日足チャート 2016/10/27 - 11/25ドル円は0.17%のドル安円高となって4日ぶりの小反落。東京市場朝の日経平均とともに急騰し、3月14日(114.00)以来8カ月ぶりのドル高円安水準となる113円90銭まで上昇したのがこの日の高値となり、以降調整の展開へ。欧州市場では一時112円50銭台まで何度か下値を試すもこの水準では底堅く、閑散状態のNY市場でも113円をはさんでの揉み合い推移。OPEC減産合意に対する懸念も高まり、原油相場が急落していることもリスク要因として警戒されるものの、影響は今のところ限定的。今後のリスク拡大なども含めて調整局面継続となれば、大統領選後の上昇幅の23.6%戻し(110.90円)付近までの急落も想定されそう。
週間では+2.17円(1.96%)、10月に続いての3週続伸。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場11/25終値とチャート

2016年11月26日(土)時点の相場
国内金4,627 円 11/25(金) ▲25(0.54%)
国内プラチナ3,587 円 11/25(金) ▼12(0.33%)
NY金1,178.4 ドル 11/25(金) ▼10.9(0.92%)
NYプラチナ908.3 ドル 11/25(金) ▼22.8(2.45%)
ドル円113.09 円 11/25(金) ▼0.20(0.17%)

11/25(金)のその他主要マーケット指標

米10年債利回り2.35%でドル高失速、NY金は1170ドルで反発 11/28(月)

2016年のドル円は極端な売られ過ぎから異常な買われ過ぎへ 11/26(土)

世界金融危機以来の激動の年となってきた2016年為替市場 11/25(金)

強い耐久財受注が強い米国を支援、強すぎるドル高も支援 11/24(木)

世界のプラチナ需給 2016年第3四半期 11/23(水)


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