金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

CPI上ブレでドル急騰、ドル円は節目の147円60銭台到達

更新日:2022年10月14日(金)

CPI×コアCPI×メディアンCPI×16%トリム平均CPI 2022年9月米9月消費者物価指数、CPIは前年比+8.20%となり、8月の+8.26%を下回って3ヵ月連続の低下となって7ヵ月ぶりの低水準。ただし市場予想の+8.1%程度を上回り、8月に続いて2ヵ月連続で想定以上の上ブレ。
食品とエネルギー関連を除くコアCPIは前年比+6.63%。これも市場予想の+6.5%を上回り、8月の+6.32%からも上昇。3月の+6.47%も上回って1982年8月(7.06)以来、40年1ヵ月ぶり高水準に。

セクタ別では食品が前年比+11.2%で8月の11.4%からはわずかに鈍化も2ヵ月連続11%台、少なくとも1980年以降の高水準で高止まり。
エネルギー関連は+19.8%となって6月の41.6%からは10%づつの急降下で1年半ぶり低水準、でもこの水準。
食品とエネルギー関連を除く商品価格は前年比+6.6%となって7ヵ月連続の低下、1年4ヵ月ぶりの低水準。
エネルギー関連を除くサービス価格は前年比+6.7%。8月の+6.1%からは一段と上昇、3%を超えた1年前から上昇が続いて近年最高水準。

ドル円は1998年8月高値をわずかに上抜け、一時1990年8月以来、32年ぶりのドル高円安水準まで上昇。
11月FOMCでの0.75%利上げ織り込みは99%まで上昇し、0.5%利上げ予想消滅とともに1.00%利上げ0.8%に。12月FOMCでも0.75%追加利上げが前日までの30%台から60%台へと急上昇。

クリーブランド連銀発表のメディアンCPI(価格変動分布50%台の品目)は前年比+6.98%となって7ヵ月連続過去最高を更新。
価格変動分布の上下8%づつ(合計16%)をカットして算出した、16%トリム平均CPIは前年比+7.31%。こちらは9ヵ月連続で過去最高を更新。
インフレ収束の兆しは、なかなか見られません。

NY金・日足チャート 2022/9/9 - 10/1313日のNY金相場は-0.5ドル、0.03%の小幅続落。時間外は1680ドル近辺からロンドン序盤には1670ドル台前半、NY朝には一時1690ドル手前まで反発。落ち着かない状態でのCPI待ちから、上ブレた結果を受けて急落で反応すると2週間ぶり安値となる1650ドル割れへ。しかし4%台へと急騰した米10年債利回りが伸び悩んで巻戻し、ドル高の流れも一服、一方的な流れは長続きせず、米株の急落からの買い戻しにも追髄する形でNY午後には1670ドル台後半まで、急速に戻りを試す展開に。結果的に1670ドルから1690ドルまでの小幅保ち合い下方ブレイクは一時的にとどまり、日足では下ヒゲ十字線に近い足形を残して下げ渋り。ただしNY引け後には保ち合い下限1670ドルとの攻防状態に。このまま再度下方ブレイクとなれば短期下値目安1620ドル近辺までを目指す流れへ。下限割れが2日連続一時的にとどまるようなら当面の足場固めにも。切り返して1790ドル超へと抜け出すと反発局面形成へ、1750ドル付近までが当面の上値目標に。

NYプラチナ・日足チャート 2022/9/9 - 10/13NYプラチナは+15.4ドル、1.75%の反発。880ドル台前半からロンドン序盤に870ドルまで下押し後、NY朝には890ドルまで反発、CPI後のNY金と米株急落に連れると10日ぶり安値となる860ドル付近まで急落。下げ渋って反発に転じたNY午後には米株が急落前の水準を超えて上昇した勢いに追髄、890ドルを超えるとNY引けにかけて900ドルの大台超え。NY引け後には大台維持をかけた攻防状態。日足レベルでは910ドルの節目割れに伴う短期下値目安870ドル近辺に到達後、さらに一段安となっての巻戻し、下ヒゲ陽線を残して20日移動平均線(893.0)を上抜けて下値トライ一服の様相に。目先は880ドルが下値サポート、維持できない場合にはこの日の安値860ドル近辺までの下値再トライも。

ドル円・日足チャート 2022/9/9 - 10/13ドル円は30銭のドル高円安、0.2%高となって7日続伸。7日続伸以上は1ヵ月ぶりで今年6回め。NY終値では1998年8月11日(147.26)以来、24年2ヵ月ぶり高値を更新。CPI待ちで膠着状態となった東京時間から欧州時間までは146円70銭台を中心に小幅揉み合い推移。NY朝の指標発表後には147円40銭台へ、70銭ほどの急騰で反応、高値では1998年8月高値をわずかに上抜けて147円60銭台に到達。直後には達成感と利食い売り、介入警戒感や節目到達後の新規売り圧力などが交錯した様子で一時146円40銭台まで、1円20銭超の急反落。これを介入と見る向きもあるものの、その後は147円台を回復し、今朝の東京市場でも147円台前半での推移。短期的にはイベント通過と重要な節目水準到達による一服感も。当面の下値サポートは144円、上方向で意識される次の水準は150円。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場10/13終値とチャート

14日の国内金価格は-24円、0.28%の反落。右肩上がりの9日移動平均線(8605)と抜きつ抜かれつの状態で9月末以降は下値を切り上げ、10月に入ると上値も切り下げ、短期的にも三角保合いを形成し、6月高値(8859)起点の中期三角保ち合い上限ラインとの攻防も継続中の様相にも。目先、9日線を上抜けて8610円台の節目を突破することができれば8690円付近までが短期上値目標となり、中期三角保合いも再度上抜けへ。下値サポートは8510円から21日移動平均線(8506)、これを割れるようだと短期保ち合い下放れ、8450円程度までが短期下値目安に。
週間ベースでは-123円、1.41%安で4週ぶりの反落。

プラチナ価格は+85円、1.89%の続伸。下抜けたばかりの9日移動平均線(4542)を再度上抜けて強気のパーフェクトオーダー再構成、昨年2月高値(4798)起点の中長期三角保合い上限ライン上抜け失敗後の反落局面から切り返す形となり、保ち合いブレイク再トライの様相に。4600円近辺が重要水準となり、これを超えて直近高値圏4640円の節目を上抜けると一段高へ、4700円台回復が短期目標となり、中期保ち合い上放れ後の流れ継続へ。下方向へは4490円の節目を割れると4450円割れを目安に一段安、中期保ち合い上抜け失敗後の流れ再開へ。
週間ベースでは-54円、1.17%の反落。
※参考:金プラチナ国内価格10/14とチャート

2022年10月14日(金)時点の相場
国内金8,587 円 10/14(金) ▼24(0.28%)
国内プラチナ4,581 円 10/14(金) ▲85(1.89%)
NY金1,677.0 ドル 10/13(木) ▼0.5(0.03%)
NYプラチナ896.4 ドル 10/13(木) ▲15.4(1.75%)
ドル円147.22 円 10/13(木) ▲0.30(0.20%)

10/13(木)のその他主要マーケット指標

CPIに続きインフレ期待も上昇、ドル円は32年ぶり148円台 10/15(土)

CPI上ブレでドル急騰、ドル円は節目の147円60銭台到達 10/14(金)

米9月PPIは予想ほど鈍化せず、コアPPIは半年ぶりに上昇 10/13(木)

NY連銀インフレ期待、1年先は続落も3年先は下げ渋り 10/12(水)

介入警戒感で上げ渋るドル円、国内金価格も高値保ち合い継続 10/11(火)


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