金プラチナ短期相場観

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米インフレ懸念は継続、NY連銀インフレ期待も2月は上昇

更新日:2025年3月11日(火)

NY連銀消費者調査・インフレ期待 2025年2月ミシガン大の1年先インフレ期待が2月には4.3%へと急騰して1年3ヵ月ぶり高水準、5年先のインフレ期待も3.2%へ、約30年ぶりの高水準となったのに対し、NY連銀の1年先インフレ期待は1月時点では3.00%で横ばい推移となっていましたが、2月は3.13%へと上昇。昨年5月(3.17)以来、9ヵ月ぶり高水準に。3年先のインフレ期待は3.00%となり、1月の2.99%からはわずかに上昇、1年3ヵ月ぶり高水準に。
米国のインフレ高止まり懸念は続きます。

NY連銀消費者調査での1年先のインフレ不確実性指数は4ヵ月続伸で1年10ヵ月ぶり高水準へと高騰、3年先も1年10ヵ月ぶり高水準へと上昇。
また、1年後の米国の失業率が今よりも高くなると予想する人の割合は39.44%となり、1月の34.03%から急騰、1年から5ヵ月ぶりの高水準。
向こう3ヵ月の債務不履行予想は1月の13.32%から2月は14.56%へと急騰。2020年4月(16.15)以来、4年10ヵ月ぶり高水準、コロナ後最高に。
米国のスタグフレーション懸念も、くすぶり続けます。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年3月10日10日のNY金は先週末から-14.7ドル、0.50%の続落で2月28日(2848.5)以来、10日ぶりの安値。週明け時間外序盤の2920ドル台半ばが高値となって軟調推移。ほぼ水平状態の20日移動平均線(2924.1)にも上値を押さえられ、ロンドン序盤には2910ドル割れトライ、NY午前までの揉み合いを経てNY午後には株安の流れにも連れる形で2900ドルの大台割れへと一段安。米国経済のリセッション懸念によるリスク回避の流れが強まって米株の大幅安に伴い、金も換金売りで追随したような格好にも。ただし2880ドル台半ばでは下げ渋り、NY引け後には2890ドルを挟んでの攻防状態に。2930ドルを上限に2900ドルのサポート候補は下抜け、目先は2830ドルまでの範囲で保ち合い気味にレンジ縮小への動きにも。

NYプラチナ・日足+90日移動平均線 2025年3月10日NYプラチナは+0.3ドル、0.03%の小反発。960ドル台後半を中心に小幅保ち合い推移でアジア時間を通過、ロンドン序盤には970ドル台へと反発トライも980ドル台前半が高値となって上げ渋り。980ドルの節目に跳ね返され続けるとNY市場では戻り売り、NY午後に970ドル割れ、NY引け後には960ドル台前半へ。200日移動平均線(978.9)から90日移動平均線(971.9)も抵抗帯となり980ドルの節目への抵抗感は増し、930ドルまでのレンジ内で軟調気味の展開へ。目先、950ドル近辺が心理的なサポート候補にも。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年3月10日ドル円は-72銭、0.49%の反落で10月3日(146.95)以来、5カ月ぶり安値圏での一段安。週明け東京朝は先週末の148円近辺から水準を切り下げ、147円80銭台から147円半ばへと一段安スタート。仕掛け的なドル売り円買い圧力が強まる状況を象徴するような値動きから、東京市場朝の株安にも連れて147円近辺まで一段安。いったん下げ渋って午後には147円70銭台まで反発も朝の高値を超えられず、欧州時間からは戻り売り。NY朝にかけては売り買い交錯、147円割れをかけた攻防となって米10年債利回り低下にも連れ、安値では一時146円60銭台まで下落。NY午後には巻き戻しの流れとなって147円台を回復、NY終盤には147円40銭台まで反発。149円の節目割れに伴う短期下値目安147円前半にはNY終値でも到達し、9月安値(139.58)から1月高値(158.87)の61.8%戻し(146.95)も達成した状態で多少の反発も見込まれそうな状況でも、売り圧力も健在の様子。149円半ば辺りを回復するまでは、売り圧力との攻防が続きそうな状況にも。一段安警戒水準としては76.4%戻し(144.13)近辺も。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/10終値とチャート

11日の国内金価格は-207円、1.37%の大幅反落で1月21日(14731)以来、7週ぶりの安値。9日移動平均線(15153)をレジスタンスに短期下落トレンド、調整局面が継続中。15130円の節目割れに伴う短期下値目安、12月安値(13896)から2月最高値(15739)の38.2%戻し(15035)を達成し、さらにオーバーラン。過熱感も高まり、一服感も増す状況ながら、リスク回避の流れが止まらないようだと半値戻し(14818)近辺までが意識される可能性も。

プラチナ価格は-55円、1.12%安で3日続落。今年安値を更新し、12月9日(4859)以来、3ヵ月ぶりの安値。戻り売り局面が続いて今年安値圏での小幅保ち合いを下放れ、4910円の節目割れに伴う短期下値目安、12月安値圏4860円近辺に到達。目標到達による一服感の半面、リスク回避で下押し圧力継続なら4800円付近までが行き過ぎ目安に。
※参考:金プラチナ国内価格3/11とチャート

2025年3月11日(火)時点の相場
国内金14,881 円 3/11(火) ▼207(1.37%)
国内プラチナ4,869 円 3/11(火) ▼55(1.12%)
NY金2,899.4 ドル 3/10(月) ▼14.7(0.50%)
NYプラチナ966.8 ドル 3/10(月) ▲0.3(0.03%)
ドル円147.29 円 3/10(月) ▼0.72(0.49%)

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