金プラチナ短期相場観

インフレ懸念高騰、ミシガン大消費者信頼感3月は一段と悪化
更新日:2025年3月15日(土)
トランプ関税への警戒感、不透明感を含めてインフレ懸念が一段と高まり、米国の消費センチメントは一段と悪化。
ミシガン大消費者信頼感指数は3月速報で57.9。市場予想の63.0を大幅に下回り、1月(64.7)からは-6.8の急低下、3ヵ月続落で2022年11月(56.7)以来、2年4ヵ月ぶりの低水準。
現況指数が63.5となり、半年ぶりの低水準にとどまったのに対し、期待指数は54.2。1月から-9.8ポイント、3年7ヵ月ぶりの急低下で4ヵ月続落、2年8ヵ月ぶりの低水準。
経済政策の先行き不透明感、関税に伴う物価のさらなる上昇など、今後の見通し悪化がさらに進行する状況を示唆。
インフレ期待は1年先が4.9%。前月から0.6%の急騰、4ヵ月続伸で2年4ヵ月ぶりの高水準。
5年先は3.9%。約30年ぶり高水準となった2月の3.5から、さらに+0.4の急騰で3ヵ月続伸。1993年2月(4.1)以来、32年1ヵ月ぶりの高水準。
インフレ期待は急上昇局面が継続、FRBが重視する長期インフレ期待は尋常ではないレベルで急騰。
スタグフレーション懸念も強まるなか、次週FOMCでの利下げ見通しは要注目。市場の波乱にも要警戒。
14日のNY金は+9.8ドル、0.33%高で4日続伸。2日連続、今年11回めの過去最高値更新。3000ドルの大台を挟んでの小幅揉み合いとなったアジア時間からロンドン序盤には一段高トライ、最高値を3017.1ドルまで更新したところで一服。NY朝にかけては3010ドル割れで下げ渋るも、NY午後には3000ドル割れでの推移、NY引け後には2990ドル付近へ。上値トライ一服の様相ながら、調整も限定的。次週、難しい判断となるFOMCでの利下げ見通しも材料にやや不安定な展開にも。浅めの調整目安としては、2月安値(2844.1)から最高値(3017.1)の23.6%戻し(2976.3)にも相当する、前回最高値圏2970ドル台辺りまで。タカ派見通しが強まるなどで下押し圧力が強まるようなら38.2%戻し(2951.0)近辺も。逆にハト派優勢で一段高トライへと向かえば2月高値(2974.0)から2月安値(2844.1)の161.8%戻し(3054.3)近辺が次の短中期上値目標に。
週間ベースでは+87.0ドル、2.99%の続伸。4ヵ月ぶりの大幅高。
NYプラチナは+7.2ドル、0.72%高で5日続伸。2月14日(1019.2)以来、4週間ぶりの高値。5日続伸は昨年6月以来、9ヵ月ぶり。時間外は1010ドル台を中心に保ち合い、ロンドン・NY市場にかけて振れ幅を拡大。ロンドン市場で1005ドル付近の安値をつけて切り返し、NY朝には1020ドル台前半の高値をつけて失速。ただし1010ドル割れでは下げ渋り、NY午後には1010ドル台前半での小康状態に。980ドルの節目突破に伴う短期上値目標1020ドル付近に到達して一服。次週、NY金の一段高に追随するような展開となった場合でも1050ドルまでが当面の上限、これも突破するようなことがあれば昨年高値圏1100ドル台が次の短中期上値目標に。
週間ベースでは+46.7ドル、4.83%の続伸。
ドル円は+80銭、0.54%の反発で3月5日(148.83)以来、10日ぶりの高値。東京朝の147円70銭台が安値となって上値トライ再開。148円台を回復すると午後には148円半ばへ、欧州時間序盤には149円にもワンタッチ。ただしこれが高値となり、149円ラインで跳ね返される状態が続くと失速、NY朝にかけて148円半ばへと軟調推移。NY市場ではミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に低調となったこともあり、軟調局面継続でNY午後には148円20銭台まで下落、NY終盤には148円半ばへ。下押し圧力は一段と緩和も149円から20日移動平均線(149.30)が目先の抵抗帯、次週FOMC結果も踏まえてこれを突破できれば150円半ばの節目との攻防へも。
週間ベースでは+59銭、0.40%の反発。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/15終値とチャート
- 2025年3月15日(土)時点の相場
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国内金 : 15,515 円 3/14(金) ▲218(1.43%) 国内プラチナ : 5,107 円 3/14(金) ▲36(0.71%) NY金 : 3,001.1 ドル 3/14(金) ▲9.8(0.33%) NYプラチナ : 1,013.2 ドル 3/14(金) ▲7.2(0.72%) ドル円 : 148.60 円 3/14(金) ▲0.80(0.54%)
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