金プラチナ短期相場観

ユーロ圏製造業PMIは2月に急回復も米国との差は埋まらず
更新日:2025年3月5日(水)
2月のユーロ圏製造業PMIは47.6と堅調推移。2年8ヵ月連続の節目50割れは続くものの、1年半ぶりに英国(46.9)を逆転。
ただし米国はISM製造業景況指数の失速に対して製造業PMIは好調を維持したことで、ユーロ圏と米国との差は埋まらず。
<ユーロ圏製造業PMIランキング-2025年2月>
★米国:52.7=前月から+1.5で続伸、2ヵ月連続節目50超、2年8ヵ月ぶり高水準。
1:ギリシャ:52.6=前月から-0.2の小幅続落で3ヵ月ぶり低水準。25ヵ月連続節目50超。2ヵ月連続1位。
2:アイルランド:51.9=前月から+0.6の続伸で1年ぶり高水準。2ヵ月連続節目50超。
3:オランダ:50.0=前月から+1.6の反発で8ヵ月ぶり高水準。8ヵ月ぶり50回復。
4:スペイン:49.7=前月から-1.2の続落で13ヵ月ぶり低水準。13ヵ月ぶりの50割れ。
★日本:49.0=10ヵ月ぶり低水準の1月から+0.3の小反発。8ヵ月連続50割れ。
★ユーロ圏:47.6=+1.0の続伸で2年ぶり高水準。
5:イタリア:47.4=+1.1で3ヵ月続伸、5ヵ月ぶり高水準。11ヵ月連続50割れ。
6:オーストリア:46.7=+1.0の続伸で2年ぶり高水準。31ヵ月連続50割れ。
7:ドイツ:46.5=+1.5の続伸で2年1ヵ月ぶり高水準。32ヵ月連続50割れ。
8:フランス:45.8=+0.8の続伸で9ヵ月ぶり高水準。25ヵ月連続50割れ。
ユーロ圏内では上位国の失速に対して中下位グループが急回復、調査対象8ヵ国中6か国が堅調推移となってユーロ圏を押し上げ。
好調だったスペインの急失速とウクライナを巡る地政学リスク、トランプ関税リスクなどが今後の懸念材料に。
4日のNY金は+19.5ドル、0.67%の続伸で2月26日(2930.6)以来、1週間ぶりの高値。アジア時間に2890ドル台前半の安値をつけ、2900ドルを挟んでの小幅保ち合いをロンドン序盤に抜け出すとドル安の流れに連れて2920ドル台へ、NY市場では高値で2940ドル近辺まで上昇。米国の対カナダ・メキシコ関税発動と報復関税による世界経済への先行き不安も安全資産としての金買いサポート材料となった様子。NY午後にかけて2910ドル近辺までの巻き戻しをはさみ、NY引け後には2930ドル近辺へと反発。4日ぶりに上抜けた20日移動平均線(2917.4)が目先のサポートとなれば2940ドルの節目トライのチャンスをうかがう展開にも。雇用統計の結果次第では一段高トライへも、節目上抜けなら3000ドルの大台トライを目指す流れにも。
NYプラチナは前日から変わらす970ドル付近での横ばい推移。ロンドン市場で付けた安値は960ドル近辺、NY引け後には970ドル台半ばまで上昇。この日の変動値幅は14.8ドルにとどまり、今年の平均24.7ドルの6割、今年5番めの小動き。下押し圧力は緩和も反発力にも乏しい状態、980ドルの節目を突破できれば反発局面再開、20日移動平均線(999.7)から1000ドルの大台回復を目指す流れへ。
ドル円は+33銭、0.22%の反発。東京朝には株安と米10年債利回り低下にも連れ、149円半ばから149円割れへと軟調推移、148円半ばで下げ渋ると午後には149円回復トライ、東京市場終了後には149円半ばを回復。しかし欧州時間には戻り売りとなって再び149円の節目割れ、関税合戦による貿易摩擦激化への不安からリスク回避の流れで株安と米10年債利回り低下にも連れてNY市場では148円ちょうど付近まで下落。昨年10月9日(148.02)以来、5ヵ月ぶり安値で下げ渋るとNY午後には米10年債利回り反発にも連れて149円台を回復、NY終盤には149円80銭台まで一段高。結果的に今年安値を更新しながらも下ヒゲを残して下げ渋り、149円の節目割れを回避して反発トライへの様相にも。目先、米指標結果とトランプ発言などへの警戒感も高まるなか、150円60銭の節目を上抜けると一段高トライ、153円近辺を目指す流れにも。あらためて149円割れへと反落なら下値再トライ、147円前半を目指す流れに。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/4終値とチャート
5日の国内金価格は+153円、1.01%の大幅反発で2月25日(15536)以来、1週間ぶりの高値。2月13日の最高値(15739)から2月末安値(15132)の23.6%戻し(15275)を達成し、反発局面継続に向けての最初のハードルを突破。目前の9日移動平均線(15324)を上抜けると38.2%戻し(15364)が次の攻防ラインに、これを早期突破できれば上昇軌道の21日移動平均線(15388)との、最高値圏再トライをかけた攻防へ。
プラチナ価格は+45円、0.91%の反発。RSIは30%台維持も、価格水準維持でも明日には20%割れへと急降下の過熱状態となり、下げ渋りやすい状況に。地合い回復に向けては急降下の9日移動平均線(4991)上抜けはマスト、5000円の大台回復できれば2月の今年高値(5311)から今年安値(4912)までの23.6%戻し(5006)もようやく射程圏。短中期的には「概ね4900円」のサポート維持が重要に。
※参考:金プラチナ国内価格3/5とチャート
- 2025年3月5日(水)時点の相場
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国内金 : 15,320 円 3/5(水) ▲153(1.01%) 国内プラチナ : 4,981 円 3/5(水) ▲45(0.91%) NY金 : 2,920.6 ドル 3/4(火) ▲19.5(0.67%) NYプラチナ : 971.9 ドル 3/4(火) +-0.0(0.00%) ドル円 : 149.82 円 3/4(火) ▲0.33(0.22%)
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