金プラチナ短期相場観

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米雇用統計2月は予想下回るも限定的、悲観論はいったん緩和

更新日:2025年3月8日(土)

米雇用統計 2025年2月米2月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+15.1万人。市場予想の+16.0万人を少し下回り、1月の+12.5万人を上回る水準。
3ヵ月平均では+20.0万人となり、3ヵ月ぶりの低水準。それでも3ヵ月連続20以上を維持し、2012年から2019年までの平均+19.7人を少し上回る水準。
雇用の伸びとしては堅調ペースを維持。
平均時給は前年比+4.02%。市場予想の+4.1%を下回り、前月からは+0.07%、3ヵ月ぶりの高水準。4%前後で下げ渋る状態が続くものの、上昇の兆しは限定的となり、インフレ懸念も悪化せず。
失業率は4.1%。市場予想の4.0%を上回り、8ヵ月ぶり低水準となった1月からは0.1%上昇、2021年末以降では最高となった昨年7-8、11月の4.2%は下回る水準。
広義の失業率、U6失業率は8.0%。前月から+0.5、2021年10月(8.2)以来、3年4ヵ月ぶりの高水準。失業率はやや悪化。
労働参加率は62.4%。前月から0.2ポイント低下、2023年1月(62.4)以来、2年1ヵ月ぶりの低水準。低調。
長期失業者の割合は20.9%。前月から-0.2、3ヵ月続落で9ヵ月ぶりの低水準。改善。
人口に対する雇用率は59.9%。3ヵ月ぶりの低水準、2年3ヵ月で2番めの低水準。低迷。

悲観論が強まっていた米労働市場への警戒感は、いったん緩和方向へ。

NY金・日足+20日移動平均線 2025年3月7日7日のNY金は-12.5ドル、0.43%安で5日ぶりの反落。アジア時間には2920ドル付近から2900ドル台半ばの安値をつけて切り返し、2910ドル台での小幅保ち合いを経てロンドン序盤には2920ドル台へ、NY朝には米雇用統計が予想を下回ったものの、それほど悪くもない結果に上下動の反応。2910ドル割れから2930ドル台後半まで反発する場面も、NY午後にはドル高と長期金利上昇に押される形で2920ドル割れへと巻き戻し。結果的に2920ドルを挟んでの上下動で上ヒゲ長めの十字線を形成し、3日ぶりに20日移動平均線(2924)を下抜け。目先、主要レンジ上限を2930ドルに切り下げ、あらためてこれを突破できれば最高値圏再トライ、2960ドル台辺りまでが短期上値目標に。インフレ鈍化と利下げ見通しが強まれば短中期的には3000ドルの大台トライへと向かう流れとなる可能性も。下方向には2900ドルが目先のサポート候補、割れると2840ドル近辺が次のサポート。
週間ベースでは+65.6ドル、2.30%の反発。昨年11月以来、4ヵ月ぶりの大幅高。

NYプラチナ・日足+90日移動平均線 2025年3月7日NYプラチナは-13.2ドル、1.35%安で5日ぶりの反落。2月28日(937.9)以来、1週間ぶりの安値。アジア時間は980ドルを挟んでの保ち合いとなり、980ドル台後半の高値をつけて失速。3日連続980ドル台で上ヒゲを残すとロンドン・NY市場にかけて急失速。NY市場では970ドル割れ、NY午後には960ドル台半ばの安値をつけ、NY引け後の自律反発では970ドルに抵抗感も。結果的に980ドルの節目上抜けトライに失敗し、90日移動平均線(972.7)割れへと失速。960ドルが目先のサポート候補となり、これを維持できないようだと当面のサポート930ドルまでの下げ余地拡大へ。980ドル超へと切り返すことができれば上値トライ再開、1020ドル付近までが短期上値目標に。
週間ベースでは+28.6ドル、3.05%高で5週ぶりの反発。

USDJPY・日足+20日移動平均線 2025年3月7日ドル円はわずかに+3銭、0.02%の小幅高で3日ぶりの反発。東京朝には147円80銭近辺から148円10銭台まで上昇して一服、トランプ関税政策の不透明感や雇用統計への警戒感などから上値も重く、午後から欧州時間にかけては147円半ばへと水準を切り下げての小幅保ち合い推移。NY市場では予想を下回った雇用統計に小幅乱高下の反応を経て若干の下値トライ、146円90銭台の安値をNY午前と午後に2度つけて下げ渋り、NY終盤には148円回復トライへ。149円の節目割れに伴う短期下値目安147円前半に到達し、多少の行き過ぎ目安、9月安値(139.58)から1月高値(158.87)の61.8%戻し(146.95)も達成して下値トライには一服感も。過去の実績からは下落トレンド2ヵ月経過で反発待ちモードにも、次週CPIが鈍化し過ぎないことも必要条件、1月高値(158.87)から3月安値(146.96)の23.6%戻し(149.77)近辺、150円近辺回復が当面の底打ち目安にも。
週間ベースでは-2.56円、1.70%の反落。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/7終値とチャート

2025年3月8日(土)時点の相場
国内金15,077 円 3/7(金) ▼218(1.43%)
国内プラチナ4,958 円 3/7(金) ▼40(0.80%)
NY金2,914.1 ドル 3/7(金) ▼12.5(0.43%)
NYプラチナ966.5 ドル 3/7(金) ▼13.2(1.35%)
ドル円148.01 円 3/7(金) ▲0.03(0.02%)

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