更新日:2025年12月13日(土)
NY金は10月20日につけた最高値(4398.0)を起点に上値を切り下げ続け、10月28日安値(3901.3)を起点に下値を切り上げ続ける三角保合いを形成。1ヵ月半に渡る保ち合いを今週、上抜けて一段高トライへ。
短中期的に想定可能な上値目標水準としては、
10月28日安値(3901.3)から11月13日高値(4250.0)までの上昇値幅=348.7ドル、
11月18日安値(3997.4)を起点に348.7ドル上昇した場合の水準=4346.1ドル。
最高値圏となる4350ドル近辺まで上昇する可能性は高く、少し勢いづけば最高値更新トライへと向かう展開にも。
と予想するやいなや、NY金は早くもこの水準に到達。
NY金は今後、新たなステージへと向かうか、(短中期的には)新たなトレンド形成へと向かうことになりそうです。
12日のNY金は+15.3ドル、0.35%の続伸。終値ベースでは10月20日(4359.4)の最高値以来、1ヵ月半ぶりで過去2番めの高値。4300ドル近辺での小動きでアジア時間を通過するとロンドン序盤から徐々に堅調推移。4250ドルの節目突破に伴う最高値圏トライに向けた流れが加速し、短期上値目標4350ドル到達後も勢いが止まらず、NY朝には高値で4380ドル台後半まで上昇。10月20日の最高値(4398.0)とぞの前後で3日連続4390ドル台まで上昇し、トリプルトップを構成する最高値圏に迫ったところで失速。やや行き過ぎた流れの巻き戻しが急速に進行する格好となったNY午後には一時4300ドルの大台割れ、4280ドル台の安値をつけて切り返すと4320ドル台へ。最高値圏再トライの流れで短期目標到達後の乱高下の展開となり、上ヒゲを残して一服状態にも。4300ドルが目先のサポート候補に。
週間ベースでは+85.3ドル、2.01%の反発。
NYプラチナは+49.3ドル、2.88%の続伸。10月16日(1755.1)の今年高値を更新し、2011年9月22日(1788.2)以来、14年3ヵ月ぶりの高値。アジア時間の1700ドル付近が安値となり、1720ドル近辺での保ち合いからロンドン序盤には堅調方向へ。1710ドルの節目突破に伴う一段高トライへの流れが加速する形となり、短期上値目標、今年最高値(1770)更新を達成してさらに一段高、NY朝には1800ドルの大台超えでようやく一服。失速後には1730ドル付近までの反動安からNY午後には1760ドル台へと収束。短期目標達成後の上ヒゲで一服状態となり、1700ドルの大台が目先のサポート候補に。
週間ベースでは+102.0ドル、6.14%の反発。
ドル円は+20銭、0.18%高で3日ぶりの反発。下ヒゲを残した前日の流れを受け継ぐ形となり、東京朝の155円40銭台が安値となって株高基調にも連れる形で午後には155円80銭台まで上昇。ロンドン・NY朝にかけては米10年債利回り上昇にも連れて156円10銭台まで上昇。前日高値付近では上値を押さえられる形となり、NY午後にかけては米株安の流れにも引っ張られる格好となって155円80銭近辺へ。次週、保ち合い下限を155円半ばに切り上げ、157円までのレンジで保ち合いから。日銀の利上げは既に織り込み済の様相も、来年の見通しによっては円高圧力にも。155円半ばを維持できなくなれば下値トライへ、短期下値目安は153円半ばまで。
週間ベースでは+47銭、0.30%高で3週ぶりの反発。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/12終値とチャート
2025年12月13日(土)時点の相場
国内金:23,437 円 12/12(金) ▲185(0.80%)
国内プラチナ:9,194 円 12/12(金) ▲166(1.84%)
NY金:4,328.3 ドル 12/12(金) ▲15.3(0.35%)
NYプラチナ:1,762.5 ドル 12/12(金) ▲49.3(2.88%)
ドル円:155.83 円 12/12(金) ▲0.28(0.18%)
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