金プラチナ短期相場観 2014年12月
2014年、ドル円年間変動値幅は拡大、金は縮小、2015年予想レンジ
更新日:2014年12月31日(水)
2014年のドル円相場は高値121円85銭、安値は100円75銭。年間変動値幅は21円10銭、変動率にして20%。
この数字は2010年以降5年間の平均値幅15円06銭、変動率16.8%を大きく上回り、値幅では2008年の24円75銭(変動率22.2%)以来の大きさ。変動率が20%に達したのはこれ以外では2013年の21.8%(値幅は18円87銭)、あとは1999年の20.9%(値幅23円63銭...
7年ぶりの高値水準に到達したドル円相場の年間平均はまだ105円台
更新日:2014年12月30日(火)
12月8日には一時1ドル=121円85銭までのドル高円安が進行した今年のドル円相場。2007年7月20日高値122円43銭に次ぎ、7年5カ月ぶりのドル高円安水準となりました。来年には、2007年6月22日の高値124円13銭が意識される場面が到来することになりそうです。
しかし、2014年の年間平均では105円81銭。100円台前半での低迷期間が長かったことを象徴します。
それでも、2012年...
堅調に推移した2014年、国内金価格の年間上昇率はドル円をも凌ぐ
更新日:2014年12月29日(月)
2014年の年初来騰落率を比較すると、今年も円安傾向が進んだドル円相場は+14.35%の大幅上昇。これに対して国内金価格は+15.6%。29日時点ではドル円相場の上昇率をも上回っています。
今年終盤まで4,500円から4,600円までを中心としたレンジ相場を形成していた国内金価格は11月に保ち合いを上放れ、12月にかけて急上昇。12月には一時5,000円の大台に到達し、12月10日には5,039...
マーケットを動かしたキーワード・トレンドワード、2014年回顧
更新日:2014年12月28日(日)
<2014年最初の市場混乱要因、新興国通貨安リスク>
2013年12月のFOMCでFRBがテーパリング開始を決定したことを受け、1月末のFOMCでは1回めの量的緩和規模縮小が行われました。テーパリング開始が市場の懸念材料となっていた前年5月以降、フラジャイル・ファイブと呼ばれた脆弱な5カ国を中心に対ドルでの新興国通貨売りが進行しやすい状況となっていました。そんな背景から、アルゼンチンペソの急落を...
年末年始に向けて株高ドル高の流れ、追随する金とプラチナ
更新日:2014年12月27日(土)
クリスマスをはさんで7連騰のNYダウは4営業日連続での最高値更新、日経平均も大納会に向けて高値更新への射程圏内に。ドルも対ユーロ、対円ともに今年最高値を再びうかがう様子も。年末年始に向けて株高ドル高の流れが進行するなか、従来なら下押し圧力が強まる金もプラチナも大幅反発。年末の安値圏を脱し、年初の上昇傾向へとアノマリーどおりの流れが既に始まった可能性も高まります。
週間ベースで見ると、日米欧主...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン