金プラチナ短期相場観 2022年3月
急低下のユーロ圏景況感、ロシアの隣国はいずれも低調
更新日:2022年3月31日(木)
欧州委員会が発表した3月のユーロ圏景況感指数は急低下。2月の113.9から108.5へ、-5.4ポイントの低下で1年ぶりの低水準。サービス業が4ヵ月ぶり高水準へと続伸となったのに対し、製造業は1年ぶり低水準へと急反落。消費者信頼感指数はコロナショックの2020年5月以来、1年10ヵ月ぶりの低水準。
インフレ懸念とロシアのウクライナ侵攻、制裁の余波などが早速ユーロ圏の景況感を押し下げています。
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求人件数は過去3番目の高水準、労働需給逼迫状態も高止まり
更新日:2022年3月30日(水)
米労働省が発表した月次求人労働異動調査(JOLTS:Job Openings and Labor Turnover Survey)によると、2月の求人件数は1126.6万件。市場予想の1100万件程度を上回り、1月からは0.15%の小幅減。過去最高となった12月(1144.8)からは続落も1100万件を超えたのは直近3ヵ月のみ。過去最高水準付近での高止まり状態。
これに対して失業者数は2月時点で...
NY金は最高値以来、ドル円はコロナショック以来の高ボラ
更新日:2022年3月29日(火)
日銀の指し値オペ通告を受けて円安の流れが一段と加速した28日、東京市場朝には1ドル=122円台前半だったドル円は午後には123円台、夕方には一時125円台まで急騰。アベノミクスで円安急進となった流れの最終局面、2015年6月に黒田日銀総裁の実質実効為替レートでは「これ以上の円安はない」発言を受けてドル円が天井をつけた、いわゆる黒田シーリング、125円80銭台も意識される水準まで上昇しました。
そ...
円安サポートで高止まる国内金価格、短期的には一服感も
更新日:2022年3月28日(月)
日米の金融政策逆行と金利差拡大、経常収支悪化などを背景に一方的な円安が進行し、今朝も日銀による長期金利上昇抑制策、指し値オペ通告によりドル円は122円20銭台から123円トライへと急騰しています。
ドル高基調を凌ぐ円安の流れは、そう簡単に収束しそうな状況にもなく、もう一段のドル円上昇も見込まれ、これが国内金価格の高止まりを下支え。
ただし、短期的には多少の調整もはさみそうな兆しも。
国内...
ドイツIFO景況感急低下、不確実性もコロナショック以来
更新日:2022年3月26日(土)
ウクライナ侵攻に対する制裁により、ロシアとの蜜月からの決別も余儀なくされるドイツ経済は、3月に急ブレーキの兆し。景況感は急低下し、見通しは大幅悪化、不確実性も急速に高まる状況に。
ドイツIFO景況感指数の90.8は1年8ヵ月ぶり低水準となり、前月比-7.7ポイントはコロナショックの2020年4月(-11.1)以来、1年11ヵ月ぶりのの急低下。
現況指数の97.0は2ヵ月ぶりの低水準にとどまった...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン