金プラチナ短期相場観 2014年1月
中国の春節休暇と金相場
更新日:2014年1月31日(金)
中国では本日から2月6日まで春節(旧正月)休暇入り。台湾やシンガポールなどを含む中華圏全般で祝日、大型連休となることで金現物需要が減少するこの時期は、金相場への影響が懸念されることも。
実際に、春節休暇の時期に金相場はどう動いたのか?ここ数年の推移を検証します。
年・春節休暇日程・休暇前相場→休暇後・増減・年間騰落値幅・年間の騰落幅に対して春節休暇時期の値動きの比率、の順に見てみると、
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FOMC、テーパリング継続でも金相場は上昇
更新日:2014年1月30日(木)
29日、バーナンキFRB議長最後の米FOMC(連邦公開市場委員会)では、予想通り月間100億ドルの資産購入額を削減し、650億ドルへと縮小することを決定。テーパリング継続は予定通りでもあり、全会一致の決定に。
予想どおりでも、予定通りでも、新興国通貨の弱さは予想以上。
インド中銀、トルコ中銀に続き、南アフリカ中銀も2012年7月以来5.00%に据え置き続けた政策金利を5.50%に引き上げ。...
トルコ中銀は大幅利上げで当面の危機回避へ
更新日:2014年1月29日(水)
トルコ中銀は緊急の金融政策決定会合で、政策金利(1週間物レポレート)を4.50%から10%へと大幅に引き上げることを決定。翌日もの貸出・借入金利も大幅に引き上げ、予想外の上げ幅で通貨防衛策に踏み切った形。この発表を受けたトルコリラの対ドルレートは3%ほど急落(トルコリラ高ドル安)し、市場はかなりポジティブにとらえているようで、新興国通貨安による混乱への懸念をとりあえずは緩和することに成功した様子。...
南アのプラチナ鉱山ストには十分な在庫保有で危機対策
更新日:2014年1月28日(火)
南アフリカのプラチナ鉱山労働者によるストライキ開始以降、プラチナ相場が大きく下げています。材料出尽くし感とともに、懸念されていたプラチナの供給不足懸念がそれほど問題にはなっていないことも要因の一つと考えられます。
大手プラチナ生産会社では最大8週間分とも見られる十分な在庫を保有しており、当面の需要に対する供給不足は発生しない模様。さすがに2012年夏の暴動となったストの経験もあり、プラチナ生産会...
リスク回避連鎖で飛び出すネガティブ論vsドル高円安基調継続論
更新日:2014年1月27日(月)
波乱含みの1月相場も残り1週間、年初の1ヶ月はリスクオフ傾向優勢のまま終えることになりそうですが、足元でのネガティブ材料によって株安円高、そして金が買われやすい地合いが継続中。
先週の中国HSBC製造業PMIの下振れや、中国の理財商品デフォルト懸念に伴うシャドーバンキング不安の再燃、その前にはルー米財務長官による円安牽制ともとれる発言もありました。アルゼンチンペソの急落、トルコリラや南アランドな...
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン