金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

フォワードガイダンスで低金利長期継続を示す米国以外の主要中銀

更新日:2013年7月9日(火)

先週のECB(欧州中央銀行)、BOE(イングランド銀行)と相次ぐフォワードガイダンス(政策指針)による低金利継続示唆で日欧の金融政策と米国とのスタンスの違いが鮮明となっています。
量的緩和縮小に向けてのフォワードガイダンスを始めた米FRBに対して、これを受けた市場混乱の余波を食い止めようと、目には目を、と考えた訳ではないでしょうけれど、ECBはこれまでの慣例を破るフォワードガイダンスで政策金利の長期低水準維持の見通しを表明。
昨日も、ドラギECB総裁は欧州議会で証言し、過去最低水準の金利を長期間維持との見通しを改めて示し、今回のフォワードガイダンスが市場の沈静化に十分な効果があるかどうかはまだ不明、とし、追加措置にも含みをもたせた形。

米国が緩和縮小方向へとスタートを切るためには経済回復が前提条件となっており、今後の状況次第であることは勿論のことながら、現状から推測すると時間の問題との見方が多数派。近々、縮小方向へと進むであろう米FRBと、低金利・緩和策の長期継続を表明している日銀、ECB、BOE。
新興国から米国への投資マネーの流れに加えて、日欧から米国への流れも勢いを増してきそうです。

主要中銀による緩和政策については、反対意見の主な論調が出口の難しさ。緩和政策が長期化すればするほど出口が困難になる、とも言われます。
先頭で出口へと向かうことになるはずの米国の苦労と政策を、日欧の中銀も見守ることになります。

週明けのNY市場、金相場の金曜日3.13%下落に対する買い戻しは半値強の1.83%。9日移動平均線に押さえられ、相変わらず戻りの弱さは続くも下値1,200ドル近辺の底堅さも。当面のサポートライン1,210ドルと上方向の節目1,260ドルとの間でレンジ形成中。

プラチナは4日ぶりの反発で2.68%の大幅上昇。上下に大きく振れる乱高下状態が続きながらも流れは上方向へと転換目前。サポートラインを1,320ドルに切り上げて上値目標1,410ドルを目指す展開へ。

ドル円はわずかに反落。上値目標101円到達後は上値も重く、次の目標102円台前半へむけて続伸するほどの勢いと材料がなかった様子。日経平均の反落にも影響を受けた感もあるものの、101円前後での足場固めへ。サポートラインは99円80銭。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場7/8終値とチャート
国内、金価格は0.9%反発して4,200円の上値抵抗線付近へ。上昇バイアスの高まりを受けて2週間ぶりにこのラインを突破することができれば、4,400円手前までの大幅上昇の可能性も。逆に反落へと向かうようなら下値警戒ラインは最大3,850円。

プラチナは1.5%上昇で続伸。4,500円付近で反発して再び4,610円のレジスタンス超えトライへ。超えることが出来れば第1目標4,700円、第2目標4,800円程度まで大幅に上昇余地拡大の可能性。逆に切り上げたサポートライン4,510円割れへと反落するようなら4,400円割れリスクも浮上。
※参考:金プラチナ国内価格7/9とチャート

2013年7月9日(火)時点の相場
国内金4,186 円 7/9(火) ▲38(0.92%)
国内プラチナ4,598 円 7/9(火) ▲70(1.55%)
NY金1,234.9 ドル 7/8(月) ▲22.2(1.83%)
NYプラチナ1,362.0 ドル 7/8(月) ▲35.6(2.68%)
ドル円100.96 円 7/8(月) ▼0.24(0.24%)

7/8(月)のその他主要マーケット指標

今年の世界経済見通しは下方修正 7/10(水)

フォワードガイダンスで低金利長期継続を示す米国以外の主要中銀 7/9(火)

米国発買い材料VS中国リスク 7/8(月)

新興国から米ドル一極集中への流れが加速 7/6(土)

休日をはさんでの雇用統計で荒れ模様の可能性も 7/5(金)


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