金プラチナ短期相場観

国内金価格は今年1回めの最高値更新フェーズ!?
更新日:2025年2月18日(火)
NY金は2025年、2月17日までの時点で259.7ドル、9.83%の上昇。ドル円は-4.88円、3.10%の下落。この結果、国内金価格は+1086円、7.43%の上昇。
2024年にはNY金が年間で27.47%上昇し、ドル円も+11.49%上昇。国内金価格は+4244円、40.94%の上昇。
2024年以降の1年1ヵ月余りでは、NY金は+828.9ドル、40.01%上昇。ドル円は+11.32円、8.03%の上昇。
この結果、国内金価格は+5059円、48.80%の上昇。
NY金の急騰に押し上げられ、国内金価格は今年1回めの最高値更新フェーズを形成しています。
1年2ヵ月前に1万円の大台を超えたばかりだった国内金価格は今や15000円超。
1年ほど前に「高過ぎて買えない」と思っていたら既に1.5倍の価格へと高騰。「もはや買えない」と思うか、「まだまだ」と考えるか、はたまた「格好の押し目」と見るかは個人の考え方次第。
今後は円安鈍化の可能性とともに国内金価格上昇ペースの鈍化も予想されるものの、今が天井と考えるにも無理がある、そう考える人も少なくないかもしれません。
※投資はあくまで個人の判断と責任の上、くれぐれも慎重に行われることを推奨しています。
17日はプレジデンツデーの祝日でNY市場が休場。週明け時間外のNY金は週末安値をわずかに下回る2880ドル台後半の安値をつけて切り返し、やや抵抗感も強まり始めていた2900ドルの大台を回復すると2910ドル近辺での小幅保ち合い推移。NYプラチナは1010ドル台での小幅保ち合いから1010ドル割れへと軟調推移。
ドル円は-83銭、0.54%安で3日続落。2月7日(151.46)以来、10日ぶりの安値。東京朝には国内10-12月期GDPの予想外の上振れを受けて日銀の早期利上げ観測とともに円高の流れとなり、152円30銭台から151円半ばまで下落。欧州時間序盤には151円90銭台まで反発して戻り売り、151円30銭台まで水準を切り下げて休場で閑散状態のNY時間は小康状態に、NY終盤には節目の151円40銭台をなんとか回復。引き続き200日移動平均線(152.70)に抵抗感、151円40銭の節目を維持し切れなくなれば12月安値圏149円半ばを短期目安に下値トライへ。
18日の国内金価格は+10円、0.06%の小幅高で3日ぶりの反発。上昇軌道を維持する9日移動平均線(15448)は下抜けたまま、これまでのように下抜けても即反発で上抜けへ、とはいかず、強気パーフェクトオーダー崩れも維持して失速感も一段と強まる状態に。このまま9日線割れが続けば軟調方向への圧力が強まり、15160円から15740円までの広めの主要レンジ内で下半分へとシフトしていく可能性も。21日移動平均線(15214)が目先のサポート候補、15160円の節目割れの場合には15040円程度までが短期下値目安に。
プラチナ価格は-34円、0.66%安で3日続落。2月10日(5109)以来、1週間ぶりの安値。下落基調の9日移動平均線(5198)割れで失速感を増し、21日移動平均線(5146)から90日移動平均線(5131)までのサポート帯との攻防へ。下値切り上げの上昇トレンド維持をかけた攻防でもあり、これを下抜けるようだとトレンド崩れで下押し圧力が一段と強まる可能性。5100円の節目を割れると5010円程度までが短期下値目安に。
※参考:金プラチナ国内価格2/18とチャート
- 2025年2月18日(火)時点の相場
-
国内金 : 15,435 円 2/18(火) ▲10(0.06%) 国内プラチナ : 5,150 円 2/18(火) ▼34(0.66%) NY金 : 2,900.7 ドル 2/14(金) ▼44.7(1.52%) NYプラチナ : 1,019.2 ドル 2/14(金) ▼24.0(2.30%) ドル円 : 151.51 円 2/17(月) ▼0.83(0.54%)
NY連銀製造業景況指数、2月は予想外の急反発 2/19(水)
国内金価格は今年1回めの最高値更新フェーズ!? 2/18(火)
高値圏で急落の金、プラチナ、いずれも上昇トレンドは維持 2/17(月)
小売売上高は予想外に低調、1月は1年10ヵ月ぶりの大幅減 2/15(土)
CPIに続きPPIも上振れ、2025年はインフレ加速スタート 2/14(金)
PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン